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J-GLOBAL ID：201802257842566930   整理番号：18A0736613

ドラム演奏におけるワンパターンなフィルインからの脱却を支援するシステム

A Supporting System for a Drummer to Get Rid of Habitual Fill-in Performances

著者 (3件)： 水田貴将 (北陸先端科学技術大学院大) ,  高島健太郎 (北陸先端科学技術大学院大) ,  西本一志 (北陸先端科学技術大学院大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2018  号： HCI-177  ページ： Vol.2018-HCI-177,No.1,1-7 (WEB ONLY)  発行年： 2018年03月09日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バンド活動などにおけるドラム演奏は,主にパターン演奏とフィルインという演奏技法で構成されている。フィルインとは,パターンとパターンの間やパターンの最後などに差し込まれる即興的な演奏のことで,うまく活用することで楽曲に変化をつけることができる。しかし,フィルインでは自由な演奏が可能にも関わらず,毎回どこか同じような演奏してしまうといった問題を抱えているドラム奏者も少なくない。これは,ドラム演奏における自己表現機会の損失と言える。我々は,この問題を解消すべく,「ExHabitter」を開発した。このシステムは,行き詰りの原因の一つと想定される「奏者の癖」をシーケンシャルパターンマイニングによって抽出し,GUI上で奏者の演奏に対するフィードバックを行うことで,行き詰まりからの脱却を支援する。本稿では,ExHabitterの構成について述べるとともに,ExHabitterを用いたユーザスタディの結果を示し,それに基づき提案手法の有効性について検証する。(著者抄録)

シソーラス用語： *楽器 ,  音楽 ,  *データマイニング ,  *特徴抽出 ,  *GUI【計算機】 ,  *習慣 ,  利用調査 ,  *ヒューマンインタフェイス ,  人間機械系 ,  計算機利用システム ,  *シーケンシャルパターンマイニング ,  *ドラム【楽器】 ,  *ヒューマンコンピュータインタラクション ,  演奏者 ,  *即興演奏 ,  被験者実験 ,  *癖
準シソーラス用語： *パターン抽出 ,  ユーザスタディ ,  有効性評価

分類 (3件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  パターン認識  (JE07000S) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (8件)：

• 吉田 翔, 金井 秀明, そしゃく癖の改善を目的としたそしゃく状態通知手法に関する研究, 情報処理学会, 情報処理学会研究報告, 2014-GN-91, pp.1-8, 2014.
• 菊川 真理子, 金井 秀明, 行動の長期的結果提示による癖の矯正効果の検討, 情報処理学会インタラクション 2012 講演論文集, pp.695-700,2012.
• 後藤 真孝, 根山 亮, Open RemoteGIG:遅延を考慮した不特定多数による遠隔セッションシステム, 情報処理学会論文誌, Vol.43, No.2, pp.299-309, 2012.
• 石田 克久, 北原 鉄朗, 武田 正之, N-gramによる旋律の音楽的適否判定に基づいた即興演奏支援システム, 情報処理学会論文誌, Vol.46, No.7, 2005.
• 宮下 芳明, 西本 一志, 温度で制約を緩やかに提示するシステム Thermoscore を用いた即興演奏支援, ヒューマンインターフェース研究会報告 110, pp.13-18, 2004.

タイトルに関連する用語 (3件)： ドラム ,  演奏 ,  支援