抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・顕微鏡を用いて拡大して観察することで,人間が認識できる木材の特長は格段に増加。
・多くの観察結果からそれぞれの木材の特長の記載を蓄積。
・それを基に現在では高い精度で木材の機種を識別可能。
・レイシー法(野生動物保護)では,違法伐採対策を目的に2008年から,木材や木材製品の輸入時に機種の学名および原産国の申告を義務付け。
・木材樹種の正確な識別は,考古学的研究分野においても重要。
・多くの国宝級の文化財が木材で製作。
・作られた木材の樹種の調査は重要。
・木材樹種の識別は,解剖学的特徴を基にした方法が一般的。
・現在では識別を経験のみで行うのではなく,個々の特長をコード化して検索する方法が主流。
・国際木材解剖学者連合が決めたコードは政界的に統一。
・樹種識別結果を証明するための公的機関の鑑定書の発行も可能。
・各大学・研究所間での木材標本に関する情報ネットワーク化が進行。
・違法伐採木材が世界的にも問題。
・木材の判別に対して,各国政府間の取組み,研究レベルでの国際協力も進行。
・天然資源である木材の持続的有効利用のためにも,自分たちが利用している木材の種類についての理解を。