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J-GLOBAL ID：201802258348634701   整理番号：18A1229127

潜堤法肩部の被覆ブロックの被災機構に関する研究

FAILURE MECHANISM OF ARMOR BLOCKS OF SUBMERGED BREAKWATER FOCUSING ON THE TOP OF THE SLOPE

著者 (4件)： CHO Yonghwan (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  ZHANG Chu (株式会社オリエンタルコンサルタンツ) ,  中村友昭 (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  水谷法美 (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1099-I_1104(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,潜堤における被覆ブロックの被災が集中する潜堤法肩部の被覆ブロックの被災機構を考究するため,被覆ブロックの移動限界時に作用する波力と被覆ブロック周辺の波浪場に着目した水理模型実験と数値計算モデルFS3Mによる数値解析を実施した.その結果,潜堤の法肩部における被覆ブロックの被災は,沖側法肩部(規則波)と岸側法肩部(長周期波)で顕著なことが確認された.規則波の場合,初期段階での鉛直波力が支配的であるものの,長周期波の場合,水平波力と鉛直波力が同程度であり,滑動被災とめくれ被災が同時に生じる可能性が示された.数値解析より,規則波において被災に支配的な鉛直波力は,法肩部ブロック上部の圧力の低下が原因であることが判明した.(著者抄録)

シソーラス用語： *潜堤 ,  *ブロック ,  *被覆材 ,  波力 ,  数値解析 ,  規則波 ,  長波【流体波】 ,  *肩 ,  *斜面 ,  *機構 ,  被災 ,  場 ,  波浪 ,  垂直方向 ,  滑り ,  剥離 ,  水理模型実験
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  法肩部 ,  *被覆ブロック ,  被災機構 ,  移動限界 ,  波浪場 ,  数値計算モデル ,  FS3M ,  鉛直波力 ,  水平波力 ,  滑動被災 ,  めくれ被災

著者キーワード (5件)： armor block ,  submerged breakwater ,  FS3M ,  failure mechanism ,  vertical wave force

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (11件)：

• 1) Brebner, A. and Donnelly, P. : Laboratory study of rubble foundations for vertical breakwaters, Proc. 8th Conf. on Coastal Engineering, New Mexico City, ASCE, pp. 408-429, 1962.
• 2) 浅川勉,佐藤弘和,ロノ町誠,野口正昭 : 人工リーフ被覆材の安定性に関する実験的研究,海岸工学論文集,第39巻,pp. 656-660,1992.
• 3) 宇多高明,小俣篤,横山揚久 : 人工リーフ被覆材料の所要重量算定法,海岸工学論文集,第36巻,pp. 648-652,1989.
• 4) Monge Rufin Jr. Teofilo,水谷法美,岩田好一朗,倉田克彦 : 幅広潜堤上の被覆材に作用する波力の特性と移動限界に関する実験的研究,海岸工学論文集,第38巻,pp. 591-595,1991.
• 5) 渡辺増美,河島宏治,佐藤公己,喜岡渉 : 移動限界波高および移動限界流速による潜堤被覆材の安定性評価,海岸工学論文集,第40巻,pp. 786-790,1993.

タイトルに関連する用語 (4件)： 潜堤 ,  被覆ブロック ,  被災 ,  研究