文献
J-GLOBAL ID:201802258394064740   整理番号:18A1505287

海洋生物起源炭酸塩及び関連標準物質のリチウム同位体組成【JST・京大機械翻訳】

Lithium Isotope Composition of Marine Biogenic Carbonates and Related Reference Materials
著者 (7件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 403-415  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2586A  ISSN: 1639-4488  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,海洋および沿岸炭酸塩のような低レベル試料のLi同位体測定に対応する精度と精度を推定した。この目的のために,1から6ngml-1の範囲の濃度でのLi純参照物質(Li7-N)の全部で54の分析を最初に行った。化学的精製の有無による溶液で得られた平均δ7Li値は,それぞれ30.3±0.4‰(2s,n=19)および30.2±0.4‰(2s,n=36)であった。これらの結果は,選択されたLi化学抽出と精製手順が,いかなる有意な同位体バイアスも誘発しないことを示している。2つの利用可能な炭酸塩標準物質(JCt-1およびJCp-1)を分析し,それぞれ18.0±0.27‰(2s,n=6)および18.8±1.8‰(2s,n=9)の平均δ7Li値を得た。JCp-1の小粉末アリコート(<15mg)は,有意な同位体不均一性を示し,したがって,実験室間比較のためにJCT-1に好都合である。本研究の第二部は,生物起源炭酸塩試料に対するδ7Li値の決定に関するものである。著者らは,制御および類似条件(24.0±0.1°C)下で成長した7つの異なる熱帯サンゴ種の合計29の分析を行った。Li抽出前の試料処理は,希釈HCl中の完全溶解前に有機物の除去を含んだ。著者らの結果は,(a)各骨格内および異なる種(δ~7Li=17.3±0.7‰)の間の一定のδ7Li,および(b)類似条件下で成長した無機アラゴナイトと比較して-2‰のLi同位体分別を示す。文献データとの比較により,水槽に住む試料と自然条件で生育した試料間に有意差があることを示唆した。最後に,海洋堆積記録から抽出した古代(化石)炭酸塩物質と有孔虫を調べた。種々の浸出手順を種々のHClモル濃度を用いて試験した。結果は,炭酸塩優先溶解が酸モル濃度<0.18mol l-1で行われなければならないことを示した。ケイ酸塩鉱物からの可能な汚染はAl/Ca比を用いて検証できるが,閾値は炭酸塩δ7Li値に強く依存する。ケイ酸塩/炭酸塩比が堆積物試料(典型的に>2)で高いとき,低HClモル濃度(<0.1mol l-1)でも,ケイ酸塩からの汚染は避けられない。最後に,同じコア試料から抽出されたバルク炭酸塩と有孔虫は有意な不一致を示した:有孔虫のδ7Li値はより再現性があったが,有意に低かった。それらはまた,より低いSr/Caとより高いMn/Ca比と関連しており,特定の生命効果は完全には除外できないが,続成作用に対するより高い感度を示唆している。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
鉱物・岩石・鉱石の物理分析  ,  地球化学一般  ,  同位体地質学  ,  その他の同位体地球化学  ,  天然水の物理分析 

前のページに戻る