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J-GLOBAL ID:201802258420506873   整理番号:18A1296309

呼吸および食物増感剤として作用するパパイヤ由来の新規ポリガラクツロナーゼアレルゲン,CARI P1【JST・京大機械翻訳】

Cari p 1, a Novel Polygalacturonase Allergen From Papaya Acting as Respiratory and Food Sensitizer
著者 (7件):
資料名:
巻:ページ: 823  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7094A  ISSN: 1664-462X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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パパイヤは花粉吸入と果実消費によりIgE仲介過敏症を誘発することが報告されている。食品アレルギーを有するある種のパパイヤ感受性患者は,果物の消費を中止した後でも,再発性呼吸困難を経験することが見出された。この観察は,パパイヤの果実と花粉粒に一般的に存在するアレルゲンを調べることを促した。免疫プロテオミクス検出とそれに続く分子特性化からなる発見アプローチは,CARI p1と指定された新規パパイヤアレルゲンの同定をもたらした。このアレルゲンは,花粉から56kDaのIgE反応性蛋白質として,また,血清学的分析を通して果実プロテオームとして検出された。この蛋白質はタンデム質量分析によりエンドポリガラクツロナーゼと同定された。完全長CARI p1 cDNAをパパイヤ花粉から分離し,発現ベクターでクローン化し,組換えアレルゲンとして精製した。組換え蛋白質は単量体で,ペクチン分解活性を示した。組換えCARI p1は,すべてのパパイヤ感作患者血清のIgE抗体と反応した。IgE反応性に加えて,rCarip1はIgE感作顆粒球からのヒスタミン放出を刺激することによりアレルゲン活性を示した。rCari p1のCD分光法は,主にβシート特性の存在を明らかにした。アレルゲンの融解曲線は完全変性状態から部分的再折畳みを示し,食物アレルゲンの線形IgEエピトープに加えて吸入アレルゲンの立体配座IgEエピトープ特性の存在を示した。パパイヤ果実におけるこのアレルゲンの発現を,抗Cari p1ウサギIgGによる免疫ブロット法により検出し,PCRにより再確認した。in vivoマウスモデルにおいて,rCarip1は肺及び十二指腸組織において同程度のレベルの炎症応答を示し,花粉吸入による呼吸感作におけるCARI p1アレルゲンの二重役割及び果実消費による腸粘膜の感作を説明した。精製rCari p1は成分分解分子診断のためのマーカーアレルゲンとして使用できる。CARI p1に関するさらなる免疫学的研究は,パパイヤアレルギーの臨床管理のための免疫療法ワクチンを設計するために必要である。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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抗原・抗体・補体一般  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  免疫反応一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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