文献

J-GLOBAL ID：201802258453601038   整理番号：18A0183861

220kV変電所における亜鉛めっき避雷棒の腐食故障解析

Corrosion failure analysis of the galvanized lightning rod in a 220 kV transformer substation

著者 (6件)： HU Jiayuan (Zhejiang Electric Power Corp. Res. Inst., Hangzhou, CHN) ,  FANG Zhixing (Zhejiang Zheneng Energy Saving Technol. Co. Ltd., Hangzhou, CHN) ,  QIAN Zhouhai (Hangzhou Yineng Electric Technol. Co. Ltd., Hangzhou, CHN) ,  SHEN Xiaoming (Zhejiang Electric Power Corp. Res. Inst., Hangzhou, CHN) ,  ZHOU Haifei (Zhejiang Electric Power Corp. Res. Inst., Hangzhou, CHN) ,  JIN Dongchun (Zhejiang Electric Power Corp. Res. Inst., Hangzhou, CHN)
資料名： Anti-Corrosion Methods and Materials  (Anti-Corrosion Methods and Materials)
巻： 64  号： 6  ページ： 620-625  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0322A  ISSN： 0003-5599  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 220kV変電所の亜鉛めっき避雷棒の腐食の原因を調査し,避雷棒(中空管)の効果的な腐食防止対策を提案した。避雷棒の腐食形態と腐食生成物成分を分析し,走査型電子顕微鏡(SEM),X線回折(XRD),イオンクロマトグラフィー,および電気化学試験によって腐食過程を調査した。避雷棒の外面の腐食はわずかであり,雨水浸透による長時間の高湿環境のため,内面が激しく腐食していた。避雷棒の内面には,Fe₃O₄からなる錆層と少量のFeOOHが堆積していた。さらに,Fe₃O₄錆層は,金属基材の腐食をさらに促進するカソード領域として作用し,内面に自己加速腐食プロセスが形成され,避雷棒の腐食が発生,進行した。避雷棒の腐食防止策として,管内の雨水の蓄積を避けるための大きなドレインホールの設置,フランジ部への耐食性の高いクラッド材あるいは高耐食性材料の採用を挙げた。

シソーラス用語： 変電所 ,  *避雷針 ,  *腐食 ,  故障解析 ,  *鋼管 ,  亜鉛めっき ,  中空体 ,  防食 ,  腐食生成物 ,  化学組成 ,  外面 ,  内面 ,  雨水 ,  浸透 ,  湿度 ,  磁鉄鉱 ,  スケール ,  酸化物 ,  水酸化物 ,  鉄化合物 ,  カソード ,  電池作用腐食 ,  耐食性金属
準シソーラス用語： オキシ水酸化鉄

分類 (2件)： 腐食  (WB03030B) ,  保護装置  (NB09040T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 変電所 ,  亜鉛めっき ,  棒 ,  腐食 ,  故障解析