抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マイクロパターンガス検出器(MPGD)に基づく時間投影チェンバ(TPC)の潜在的問題の一つは,イオンバックフロー(IBF)であり,アバランシェ増幅プロセスにより生成されたイオンは,TPCのドリフト体積に戻り,内部の電場を分解する。従って,方位空間分解能の無視できない劣化はこのIBFに起因する。一方,MPGDsの固有性能を維持するためには,一次イオン化電子を収集する必要がある。MPGDに基づくTPCは,将来の国際リニアコライダ(ILC)プロジェクトのための検出器概念の一つである国際大型検出器(ILD)の中心追跡検出器として現在計画されており,高運動量分解能を達成するために,TPCのドリフト長さに対して100μm以下の微細方位空間分解能を必要とする。ILCのユニークなビーム構造のため,IBFはILD-TPCの実現のための重要な問題である。ドリフト体積に対するイオンバックフローを抑制するだけでなく,一次電子通過を可能にするために,大開口GEM様ゲーティングデバイスを開発した。ゲート装置の性能を確認するためのいくつかのベンチテストを行い,さらに,完全モジュールが提供できる分解能を検証するために,ゲート装置を備えた完全検出器モジュールを用いたビーム試験を行った。その結果,開発したゲーティング装置は,MPGDベースのTPCの性能を維持するための要件を満たし,ILCにおけるILDの中央トラッカーに対して十分な性能を有することが分かった。Copyright 2018 The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】