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J-GLOBAL ID:201802258847918522   整理番号:18A0340557

SIRPα/ROCK/ERKシグナル伝達経路を介してマクロファージによるサーファクタント蛋白質Dインターロイキン-12p40産生を阻害する【Powered by NICT】

Surfactant Protein D Inhibits Interleukin-12p40 Production by Macrophages Through the SIRPα/ROCK/ERK Signaling Pathway
著者 (8件):
資料名:
巻: 353  号:ページ: 559-567  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0365B  ISSN: 0002-9629  CODEN: AJMSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インターロイキン(IL)- 12は特発性肺線維症(IPF)の開発において重要な線維化役割を持っている。IPF登録データベースに基づく医用研究試験は患者を募集し積極的に進めてきた。界面活性剤蛋白質D(SP D)はIPF患者における有用なバイオマーカーである。SP-Dはシグナル調節蛋白質α(SIRPα),抑制性受容体として作用すると結合しており,このSP D/SIRPα相互作用は抗炎症効果を有する可能性がある。,リポ多糖類(LPS)刺激マクロファージによるIL-12p40産生に対するSP-Dの阻害作用を調べた。ヒトか粒球-マクロファージコロニー刺激因子(GM CSF)刺激マクロファージ(培養9日)を用いて,SP-Dによる刺激後のIL-12p40産生を調べることであった。GM-CSFはマクロファージによるSIRPα発現をアップレギュレートすることが分かった。PD98059(細胞外シグナル調節キナーゼ[ERK]阻害剤)は,GM-CSFによるSIRPα発現の誘導を鈍らせた。SP-DはLPS刺激後のマクロファージによるIL-12p40産生を有意に減少させた。SIRPα/β/γのサイレンシングはSP-Dのこの阻害効果を有意に逆転させた。とは対照的に,SB023580(p38α/βMAPK阻害剤)もBIRB796(p38γ/δMAPK阻害剤)もIL-12p40のLPS刺激産生に対するSP-Dの阻害効果を減弱させた。SHPのサイレンシングは,SP-Dのこの効果に影響を与えなかった。興味深いことに,Rho会合蛋白質キナーゼ(ROCK)阻害剤(Y 27632)はSP-DによるLPS刺激IL-12p40産生の阻害を消失し,ERK-2のサイレンシングはY-27632のこの効果を有意に鈍らせた。これらの知見は,SP-DはSIRPα/ROCK/ERKシグナル伝達経路を介してIL-12p40のLPS刺激産生を阻害することを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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呼吸器の疾患 

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