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J-GLOBAL ID:201802258903352213   整理番号:18A0250276

数値解析および模型実験によるレベル1地震動に対する胸壁の照査用震度算出手法の検討

Numerical Analysis and Model Testing on a Method for Evaluation of Coastal Parapet Levees’ Seismic Coefficients for Level-1 Earthquakes
著者 (3件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 49-51,53-115  発行年: 2017年09月 
JST資料番号: F0435A  ISSN: 1346-7832  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,レベル1地震動に対する胸壁の照査用震度算出手法の確立を目的として,港湾基準にある骨組解析と加速度応答スペクトルを用いた手法について,胸壁への適用性を数値解析および模型実験により検討するものである。数値解析による検討の結果,骨組解析から算出した固有振動数は,地震応答解析における固有振動数と数ヘルツ程度の誤差を生じ,大加速度の地震動の場合は,地盤の非線形特性によりその誤差がさらに拡大することを確認した。そこで,骨組解析から算出した固有振動数を一次元自由地盤部解析から求めた地盤剛性の低下率を用いて修正した結果,地震時の胸壁の固有振動数の低下の傾向を概ね再現できることを確認した。骨組解析における地盤反力係数の算定方法の違いは,求められる固有振動数には大きく影響しないことも確認した。一方,加速度応答スペクトルを用いた胸壁の最大応答加速度の推定において,減衰は大きく,固有振動数与える影響は小さいことが明らかとなった。また,入力地震動が大きい場合は壁体の回転挙動が大きくなり,応答スペクトルによる最大加速度推定値との差は大きくなった。ただし,レベル2地震相当の大加速度をもつ地震動の結果を除外すると,骨組解析から算出した固有振動数と応答スペクトルによって比較的精度良く最大加速度を推定でき,模型実験による検討においても同様であった。以上の検討から,レベル1地震動に対する骨組解析と応答スペクトルを用いた照査用震度の算出手法の胸壁への適用性を確認し,照査用震度算定手順を整理することができた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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海岸工学  ,  自然災害 
引用文献 (27件):
  • 海岸保全施設技術研究会:海岸保全施設の技術上の基準・同解説,p.3-72,2004.
  • 水産庁漁港漁場整備部防災漁村課:漁港海岸保全施設の耐震性能設計のガイドライン(案),2010.
  • 国土交通省港湾局監修:港湾の施設の技術上の基準・同解説(下巻),日本港湾協会,p.922,2007.
  • 全国漁港協会:漁港海岸事業設計の手引(平成8年度版),1998.
  • 岩手県県土整備部:大船渡港跡浜地区海岸防潮堤ほか工事(跡浜地区 防潮堤)防潮堤構造図,http://www.pref.iwate.jp/nyuusatsu/sonota/038215.html(2015年10月29日閲覧).
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