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J-GLOBAL ID：201802259042767575   整理番号：18A1289402

Alzheimer病における単純ヘルペスウイルス1型病原性の分子機構【JST・京大機械翻訳】

Molecular Mechanisms for Herpes Simplex Virus Type 1 Pathogenesis in Alzheimer’s Disease

著者 (2件)： Harris Steven A. (St. Vincent Medical Group, Northside Internal Medicine) ,  Harris Elizabeth A. (Department of Neurology, University of Chicago Medical Center)
資料名： Frontiers in Aging Neuroscience (Web)  (Frontiers in Aging Neuroscience (Web))
巻： 10  ページ： 48  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7056A  ISSN： 1663-4365  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本レビューは,散発性アルツハイマー病(AD)の病因における原因因子として単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)を意味する疫学,神経病理学,分子生物学および遺伝学の領域における研究に焦点を合わせた。HSV-1がAD関連病態生理学を誘導し,アミロイドβ(Aβ)のニューロン産生と蓄積,タウ蛋白質の過剰リン酸化,カルシウムホメオスタシスの調節不全,及びオートファジーの障害を含む分子機構を論じた。HSV-1は,神経炎症,酸化ストレス,ミトコンドリア損傷,シナプス機能不全およびニューロンアポトーシスを促進する機構を介して付加的なAD病理を引き起こす。AD感受性遺伝子アポリポ蛋白質E(APOE),ホスファチジルイノシトール結合クラスリン集合蛋白質(PICALM),補体受容体1(CR1)及びクラステリン(CLU)はHSVライフサイクルに関与する。これらの遺伝子の多型は,HSV-1感染に対する脳の感受性に影響を及ぼす可能性があ例えば,ApoEは,ある種のウイルス感染に対する感受性,脳におけるHSV-1ウイルス負荷,および自然免疫応答に影響を及ぼす。AD感受性遺伝子コレステロール25-ヒドロキシラーゼ(CH25H)はAD脳でアップレギュレートされ,抗ウイルス免疫応答に関与する。HSV-1は,Aβ産生,Aβクリアランス及びタウ蛋白質の過剰リン酸化に関与する認識関連経路及び重要酵素に影響を及ぼす付加的遺伝子と相互作用する。Aβ自体はHSV-1を含む種々の病原体に対して抗菌ペプチド(AMP)として機能する。AβがHSV-1及び他の脳感染に応答してAMPとして産生されるという仮説を支持する証拠を提示し,ADにおけるAβ沈着及びプラーク形成をもたらした。ADによるHSV-1感染と認知障害に関連する疫学的研究について論じた。ADの病因において有意な脳における潜在性HSV-1の潜在的慢性再活性化を支持する研究をレビューした。最後に,HSV-1感染MCIおよびAD患者を抗ウイルス薬で治療する臨床試験の原理と重要性について考察した。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： アミロイドβタンパク質 ,  病態生理 ,  機能障害 ,  疫学 ,  *Alzheimer病 ,  感受性 ,  病因 ,  抗ウイルス薬 ,  酸化ストレス ,  ミトコンドリア ,  病理 ,  ウイルス感染 ,  遺伝子 ,  オートファジー ,  ニューロン

著者キーワード (8件)： アルツハイマー病 ,  アミロイドβ ,  認知症 ,  単純ヘルペスウイルス ,  神経変性 ,  神経炎症 ,  病原菌 ,  タウ

分類 (3件)： 神経系の疾患  (GN03000O) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

タイトルに関連する用語 (4件)： Alzheimer病 ,  単純ヘルペスウイルス1型 ,  病原性 ,  分子機構