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J-GLOBAL ID：201802259166775000   整理番号：18A0756048

水溶液中でのケトンの金属触媒不斉移動水素化のための高分子配位子としての蛋白質【JST・京大機械翻訳】

Proteins as Macromolecular Ligands for Metal-Catalysed Asymmetric Transfer Hydrogenation of Ketones in Aqueous Medium

著者 (3件)： de Jesus Cazares-Marinero Jose (Institut Parisien de Chimie Moleculaire, IPCM, Sorbonne Universite, CNRS, 75005, Paris, France) ,  Przybylski Cedric (Institut Parisien de Chimie Moleculaire, IPCM, Sorbonne Universite, CNRS, 75005, Paris, France) ,  Salmain Michele (Institut Parisien de Chimie Moleculaire, IPCM, Sorbonne Universite, CNRS, 75005, Paris, France)
資料名： European Journal of Inorganic Chemistry  (European Journal of Inorganic Chemistry)
巻： 2018  号： 12  ページ： 1383-1393  発行年： 2018年 
JST資料番号： B0264C  ISSN： 1434-1948  CODEN： EJICFO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 半サンドイッチ有機金属錯体[M(アレーン)(H_2O)_x(Cl)_y]n+(M=RuII,アレーン=η6-ベンゼン,p-シメン又はメシチレン;M=Ir~III,Rh~III,n=0~2)からウシβ-ラクトグロブリン(βLG)又はニワトリ卵白リゾチームへの生物ハイブリッド触媒は前例のない挙動を示した。これらの構築物は,水素供与体としてギ酸ナトリウムを用いた水中でのアリールケトンの不斉移動水素化を,錯体単独よりはるかに速い速度で触媒することを示した。ベンチマーク基質2,2,2-トリフルオロアセトフェノンの完全変換は,最も選択的なバイオハイブリッドに対して86%のeeで達成された。驚くべきことに,粗バイオハイブリッドは反応媒体中の非蛋白質結合金属種の存在にもかかわらず良好なeeを与えた。他のアリールケトンは同じ方法で還元され,最高eeはオルト置換アセトフェノン誘導体で得られた。さらに,βLGをジメチルピロカーボネートで処理すると,バイオハイブリッドの活性と選択性が顕著に低下し,唯一のアクセス可能なヒスチジン残基(His146)がRu(ベンゼン)の配位と活性化に関与している可能性があることを示した。本研究は,蛋白質足場が不斉触媒作用のための効率的なキラル配位子であることを強調する。二水素の代わりにギ酸ナトリウムを使用すると,このアプローチは安全で安価で環境に優しい。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 不斉触媒 ,  *水素化 ,  *タンパク質 ,  不斉配位子 ,  錯体 ,  ナトリウム ,  芳香族ケトン ,  *金属触媒 ,  *ケトン ,  ルテニウム ,  *水溶液 ,  芳香族炭化水素 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： 水素供与体 ,  *不斉移動水素化 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 水素化 ,  不斉触媒作用 ,  人工金属酵素 ,  質量分析 ,  ルテニウム

分類 (1件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E)

物質索引 (2件)： ベンゼン ,  ギ酸

タイトルに関連する用語 (6件)： 水溶液 ,  ケトン ,  金属触媒 ,  不斉移動水素化 ,  高分子配位子 ,  蛋白質