文献

J-GLOBAL ID：201802259320518129   整理番号：18A0732145

事前分布の推定に基づく無歪情報源符号の冗長度解析~エルゴード性に関する仮定の緩和~

Redundancy Analysis of Universal Lossless Source Coding via Estimation of Prior~Relaxing an Ergodicity Condition~

著者 (2件)： 五十嵐椋介 (電通大) ,  川端勉 (電通大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 489(WBS2017 84-133)  ページ： 13-18  発行年： 2018年03月01日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 離散ではない事前分布を持つ無記憶情報源に対するベイズ符号の漸近的な冗長度の第一項は,(パラメータ空間の次元)×1/2log(データ長)となることが知られている。この事実は事前分布が特異な場合にも成り立ち,その場合のパラメータ空間の次元は事前分布のRenyi情報次元になることも知られている。一方,事前分布が未知の場合には,その推定が必要となる。未知の事前分布に従うかくれたパラメータの列があり,その各パラメータに基づくデータの列が観測されるとき,それを用いて事前分布を推定すると,いくつかの仮定のもとで推定事前分布によるベイズ符号の一次冗長度性能が過去のサンプル過程の観測数に応じて改善されることが提案されている。そこで本論文では,その提案に含まれている1つの仮定を緩和した場合でも同様の漸近的表現が得られることを報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： 分布 ,  推定 ,  *情報源符号化 ,  *冗長度 ,  *解析 ,  エルゴード性 ,  緩和現象 ,  漸近解 ,  *情報理論
準シソーラス用語： 事前分布 ,  分布推定 ,  エンタルピー緩和 ,  *Renyiエントロピー

分類 (2件)： 信号理論  (ND02020G) ,  通信理論一般  (ND02010V)

タイトルに関連する用語 (10件)： 事前分布 ,  推定 ,  歪 ,  情報源 ,  符号 ,  冗長度 ,  解析 ,  エルゴード性 ,  仮定 ,  緩和