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J-GLOBAL ID：201802259332583312   整理番号：18A0263913

海馬PFC軸における応力変化したシナプス可塑性とDAMPシグナル伝達;長期曝露療法と関連した神経変化におけるIGF-1/IGF-1R/CaMKIIα発現の重要性を明らかにする【Powered by NICT】

Stress-altered synaptic plasticity and DAMP signaling in the hippocampus-PFC axis; elucidating the significance of IGF-1/IGF-1R/CaMKIIα expression in neural changes associated with a prolonged exposure therapy

著者 (4件)： Ogundele Olalekan M. (Department of Comparative Biomedical Sciences, Louisiana State University School of Veterinary Medicine, Baton Rouge, LA, United States) ,  Ebenezer Philip J. (Department of Comparative Biomedical Sciences, Louisiana State University School of Veterinary Medicine, Baton Rouge, LA, United States) ,  Lee Charles C. (Department of Comparative Biomedical Sciences, Louisiana State University School of Veterinary Medicine, Baton Rouge, LA, United States) ,  Francis Joseph (Department of Comparative Biomedical Sciences, Louisiana State University School of Veterinary Medicine, Baton Rouge, LA, United States)
資料名： Neuroscience  (Neuroscience)
巻： 353  ページ： 147-165  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0919A  ISSN： 0306-4522  CODEN： NRSCDN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 外傷性ストレス患者は無関係な刺激への長期曝露後の挙動の有意な改善を示した。この処理法は初期外傷性経験に関連する恐怖記憶の消去を促進することを試みた。しかし,そのような刺激に続く長期曝露は神経応力の付加的な層を形成する。機構は不明のままであるが,長期曝露療法(PET)は,シナプス可塑性,神経伝達物質機能と炎症における変化を伴う特に脳の一部における恐怖記憶の形成と検索(海馬と前頭前皮質:PFC)に関係している。あるシナプス蛋白質も危険関連分子パターンシグナル伝達(DAMP)に関与しているので,応力におけるシナプスおよび炎症性変化の同時進行の間の潜在的関連としてIGF-1/IGF-1R/CaMKIIα発現の重要性を同定した。,IGF-1/IGF-1R/CaMKIIα,応力およびPETにおけるシナプスとDAMP蛋白質間の比較はシナプス形態と神経炎症性応答に及ぼすPETの意義を強調する可能性がある。行動に特徴付けられたSprague-Dawleyラットでは,ニューラルIGF-1(p<0.001),海馬(p<0.001)と皮質(p<0.05)IGF-1R発現が有意に減少した。これらの動物は,シナプス前マーカー(シナプトフィシン;p<0.001)の顕著な損失を示し,神経伝達物質(VGLUT2,チロシンヒドロキシラーゼ,GABA,ChAT)で変化した。さらに,未ストレス負荷ラットは後シナプスマーカー(PSD 95; p<0.01)とシナプス調節因子(CaMKIIα; p<0.001)の有意な減少を記録した。脳CaMKIIαの減少へのシナプス応答の一部として,小イオンコンダクタンスチャンネル(KCa2.2)はナイーブストレスラット(p<0.01)の脳でアップレギュレートされた。PET後,IGF-1(p<0.05)とIGF-1Rの増加はストレスPET群(p<0.001)で記録した。そのようなものとして,海馬(p<0.001),皮質ではなく(ns)シナプトフィシン発現はストレスPETで増加した。PSD-95した海馬とPFCにおける比較的変化しなかったが,CaMKIIα(p<0.001)およびKCa2(p<0.01)はストレスPET中でアップレギュレートされ,恐怖記憶関連シナプス電位の消光に関与する可能性がある。これらの変化も正規化神経伝達物質機能,空地回避の有意な低下と関連していた動物は高架式十字迷路(EPM)で評価した。IGF-1/IGF-1Rの減少に加えて,活性化された海馬と皮質ミクログリアの増加は,ストレス(p<0.05)とPET(応力PET;p<0.001)後に見られた。,これはニューロンにおけるHMGB1(Hippocampus:p<0.001,PFC:p<0.05)およびTLR4発現(Hippocampus:p<0.01;PFC:ns)の有意な増加と関連していた。まとめると,この研究は,外傷性ストレスとその後のPETはIGF1/IGF 1R/CaMKIIαのイベントに依存した変化を含むことを示した。最初に,応力とPETにおけるIGF-1/IGF-1R発現,シナプス前機能(シナプトフィシン)と神経伝達物質活性の間の直接的関係を示した。第二に,小イオンコンダクタンスチャンネルのシナプス後機能と調節におけるCaMKIIαの可能な役割を同定した。最後に,応力とPET中のシナプス可塑性に対するIGF1/IGF 1R/CaMKIIα間の可能なリンク,DAMP蛋白質の発現,ミクログリア活性化とその含意のいくつかを強調した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ミクログリア ,  タンパク質 ,  前頭前野 ,  *海馬 ,  ニューロン ,  神経伝達物質 ,  *治療法 ,  炎症 ,  *IGF1受容体 ,  形態 ,  *シナプス ,  皮質
準シソーラス用語： *CaMキナーゼ2α ,  シナプトフィシン ,  *シナプス可塑性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： IGF-1R ,  CaMKIIα ,  IGF-1 ,  シナプス形態 ,  DAMP ,  外傷性ストレス

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

タイトルに関連する用語 (14件)： 海馬 ,  PFC ,  応力変化 ,  シナプス可塑性 ,  dAMP ,  シグナル伝達 ,  長期 ,  曝露療法 ,  神経 ,  IGF ,  IGF-1R ,  CaMKIIα ,  発現 ,  重要性