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J-GLOBAL ID:201802259432748160   整理番号:18A0286045

模擬地下施設からの深部花崗岩地下水とその閉鎖後挙動における懸濁粒子と関連した希土類元素(REE)の特性化【Powered by NICT】

Characterization of rare earth elements (REEs) associated with suspended particles in deep granitic groundwater and their post-closure behavior from a simulated underground facility
著者 (6件):
資料名:
巻: 82  ページ: 134-145  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0227A  ISSN: 0883-2927  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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大深度地下放射性核種輸送過程は放射性廃棄物の地層処分の安全性評価に不可欠である。本研究は,日本における深部花崗岩地下水における,瑞浪地下研究所(URL)の500mの深さで密封ドリフトにおける懸濁粒子と関連した希土類元素(REE)の挙動を調べ,地下廃棄物処分施設周辺の放射性核種の挙動のアナログ研究。天然地下水中の懸濁粒子は粘土を含む珪酸塩鉱物,水酸化鉄,方解石,硫化物,有機物質で構成されている。地下水中のREEsの約10~ 60%は懸濁粒子と関連している。さらに,膜フィルタ上に捕獲された懸濁物質の逐次化学抽出分析は,REEは主に深部花崗岩地下水における炭酸塩粒子上に吸着されることを示唆した。地下水中の炭酸塩粒子は方解石のような過飽和炭酸塩鉱物のin situ沈殿物に由来する可能性が最も高い。,例として,懸濁粒子に関連したランタンの濃度が最も高い方解石飽和指数は,均衡(SI=0)を示し,方解石飽和指数が増加すると減少する。深部花こう岩層地下水は一般的に方解石の飽和状態と平衡状態にあるので,本研究の結果は,方解石粒子は,地下水に必然的に存在する,優先的にREEを収着することが示唆された。閉じたドリフトからの水と懸濁粒子中のREE濃度は周辺地下水中の濃度と比較して有意に低かった。熱力学的計算は,閉じたドリフトにおける溶存REE炭酸塩錯体はドリフト閉鎖期間で減少することを示した。これら錯体はドリフト壁に吹付けコンクリート内の吸収または共沈した可能性がある。閉じたドリフトでは,人工懸濁粒子として,ZnS粒子と大量の有機懸濁液の自然地下水で観察された粒子に加えて観察された。逐次化学抽出分析は,REEは主に炭酸塩粒子と有機粒子の大きな量ではなく収着であることを示した。有機懸濁液へはほとんどREE吸着である可能性がある,またはREEsは,方解石粒子あるいは吹付けコンクリートよりもむしろ有機物質上に優先的に吸着された可能性がある。閉じたドリフトのセメント質条件下で方解石粒子の存在は大きな懸濁粒子から時間と共に比較的小さな粒子の凝集体であった。炭酸塩粒子搭載REEsの沈殿は,懸濁REE濃度の減少の理由の一つと考えられる。セメント系材料の使用は,REEはinと地下施設周辺の基本的に固定された環境条件を形成するだろう。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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岩石圏の地球化学一般  ,  水質汚濁一般 

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