抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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公園立地,住民参加,博物館設立は,函館公園の特性と考えられる。公園のこれらの特性は,公園が開園した1874年と公園改修が行われた1878年の間に作られた。本研究では,それらの特性を創出するために,行政と地域の人々がどのように関連しているかを検討し,行政記録,新聞などを用いて公園の設立の社会的背景を調べるために社会文化的視点を取り上げるものである。これらの資料は,公園の現代的な空間概念が,函館公園開園における前近代的な都市構造における公園立地の空間的概念と共存していることを明らかにした。1874年に公園開園に適用された東京出張所によって指摘された課題は,函館支庁による公園敷地に博物館を設定する新しい提案に影響し,提案は新しいアイデアに積極的に応じた有力な市民による寄付を誘発した。さらに,住民の労働による「築山(人工小丘)」の創出は,新聞による行政の姿勢と共感した市民と,影響力のある市民の提案を承認した政府との協力的な業績であることが明らかになった。(翻訳著者抄録)