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J-GLOBAL ID:201802259574448501   整理番号:18A0962980

細胞質増加不安定Zn2+は蛋白質チオール酸化と細胞ATP枯渇を介して左心室心筋細胞における催不整脈性活動電位に寄与する【JST・京大機械翻訳】

Cytosolic increased labile Zn2+ contributes to arrhythmogenic action potentials in left ventricular cardiomyocytes through protein thiol oxidation and cellular ATP depletion
著者 (5件):
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巻: 48  ページ: 202-212  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0779A  ISSN: 0946-672X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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細胞内不安定(遊離)Zn2+レベル([Zn2+]i)は低く,心筋細胞における病態生理学的条件下で著しく増加する。高い[Zn2+]_iは励起性とイオン伝導率の変化と関連しているが,正確な機構はまだ明らかにされていない。そこで,心筋細胞機能不全を仲介するいくつかの筋細胞性イオン機構に対するエレベド-[Zn2+]_iを調べた。高い[Zn2+]_iは,静止膜電位における脱分極およびAP再分極相における延長を含む活動電位(AP)パラメータの有意な変化を誘導した。著者らはまた,[Zn2+]_iに続く≧3分の時間における自発的APの誘導のような時間依存性効果を検出し,細胞ATP依存性の様式とジスルフィド還元剤ジチオトレイトール,DTTによる可逆性を示した。高[Zn2+]_iは電位依存性K+電流,I_to,定常状態電流,I_ss及び内向き整流K+電流のような電位依存性K+チャンネル電流における阻害を誘導し,DTTによる可逆性はAPsの延長に起因すると思われた。著者らは,最初に,細胞ATPレベルの低下がI_ssとI_K1の両方において有意な減少を誘導し,一方I_に対しては影響しないことを示した。しかしながら,増加した[Zn2+]_iは,これらのチャンネルの低い細胞ATPおよびチオール酸化レベルに依存して,ATP感受性K+チャンネル電流,I_KATPにおいて著しい活性化を誘導することができた。Kv4.3,Kv1.4およびKv2.1のmRNAレベルは,Kv4.2のmRNAレベルの変化なしで,増加した[Zn2+]_iにより著しく抑制された。一方,I_KATPサブユニットのmRNAレベル,SUR2Aは,DTTにより可逆的に増加した[Zn2+]_iにより有意に増加した。全体として,ナノモルレベルであっても,高い[Zn2+]_iは心筋細胞の長いAPを介して心臓機能を変化させるが,I_KATPの活性化は細胞ATPとチオール酸化レベルの生化学的変化を介して心臓保護的役割を果たすことを示した。よく制御された[Zn2+]_iは,酸化ストレスを含む病理学的条件下での心臓合併症に対する新しい治療標的であると思われる。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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循環系の基礎医学  ,  心臓 

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