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J-GLOBAL ID:201802259591722440   整理番号:18A0353639

中国成人患者におけるノルバンコマイシンの薬物動力学と髄液浸透【Powered by NICT】

Pharmacokinetics and cerebrospinal fluid penetration of norvancomycin in Chinese adult patients
著者 (4件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 603-608  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0278A  ISSN: 0924-8579  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ノルバンコマイシンは抗生物質耐性グラム陽性細菌による感染症の治療用に承認された抗生物質であり,10年以上中国で使用されている。ノルバンコマイシンの脳脊髄液(CSF)内への移行は評価されていない。研究の目的は,(i)髄膜炎および非髄膜炎患者におけるノルバンコマイシンの薬物動力学と脳せき髄液浸透を調べること,及び(ii)髄膜炎患者の良好な投与レジメンを推奨した。ノルバンコマイシン治療を必要とする二十人の成人患者(髄膜炎のない髄膜炎と十と十)を対象とした。全患者を,12時間ごとに800mgのノルバンコマイシンレジメンを受けた。血液とCSF試料を連続的に第四60分間注入の終了後12時間までに採取した。血清とCSFの両方でノルバンコマイシン濃度は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)アッセイを用いて測定した。ノルバンコマイシンの髄液内浸透は,CSF/血清比を計算することにより評価した。平均ノルバンコマイシン血清トラフレベルは髄膜炎と10.08±1.12μg/mLの患者で9.9±1.44μg/mLであった髄膜炎(P>0.05)のない患者であった。さらに,ノルバンコマイシンは炎症性髄膜に浸透し,平均CSF濃度3.93 10.52μg/mLと0.18 0.43の平均CSF/血清比とも髄膜炎(P<0.05)のない患者よりも有意に高かった。これらの結果は,ノルバンコマイシンは他の群と比較して髄膜炎患者における高いCSF浸透を有し,ノルバンコマイシンは比較的低用量で化膿性髄膜炎患者の治療に有効であることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
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感染症・寄生虫症一般  ,  微生物感染の生理と病原性  ,  病原体に作用する抗生物質の臨床への応用 

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