文献

J-GLOBAL ID：201802259836960755   整理番号：18A1364922

MPS法による流体シミュレーション

著者 (1件)： 越塚誠一 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： シミュレーション  (Journal of the Japan Society for Simulation Technology)
巻： 37  号： 2  ページ： 77-81  発行年： 2018年06月15日 
JST資料番号： L0458A  ISSN： 0285-9947  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・流体のコンピュータシミュレーション研究において格子法として発展した有限体積法の半陰的アルゴリズムを,粒子法に導入したMPS(Moving Particle Semi-implicit)法を解説。
・代表的な粒子法であるSPH(Smoothed Particle Hydrodynamics)法と同様に微分方程式に対する一般的な離散化法であるが,空間離散化の原理における違いを説明。
・定常問題では格子法よりも精度が劣るが,Least Square MPS法に風上化を施して対流項に適用したALE(Arbitrary Lagrangian-Eulerian)粒子法などの計算手法を紹介。
・MPS法を用いた流れの解析例として攪拌槽における脱揮シミュレーション,及び固定されたブロックを過ぎるダム崩壊流れのシミュレーション結果を提示。

シソーラス用語： *シミュレーション ,  計算流体力学 ,  *流体力学 ,  *有限体積法 ,  数値解法 ,  流動解析 ,  数学的変換 ,  最小二乗法 ,  Lagrange方程式 ,  流動
準シソーラス用語： SPH【粒子】 ,  格子法 ,  崩壊流 ,  離散化 ,  流れ ,  *流体シミュレーション ,  粒子法

分類 (2件)： 流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (12件)：

• F. H. Harlow and B. D. Meixner, “The Particle-and-Force Computing Method for Fluid Dynamics” LAMS-2567 (1961).
• L. B. Lucy, “A Numerical Approach to the Testing of the Fission Hypothesis” The Astronomical J. 82, 1013-1024 (1977).
• R. A. Gingold and J. J. Monaghan, “Smoothed Particle Hydrodynamics: Theory and Application to Non-Spherical Stars” Mon. Not. R. Astr. Soc. 181, 375-389 (1977).
• S. Koshizuka and Y. Oka, “Moving-Particle Semi-implicit Method for Fragmentation of Incompressible Fluid” Nucl. Sci. Eng. 123, 421-434 (1996).
• 越塚誠一, “粒子法”丸善出版 (2005).

タイトルに関連する用語 (2件)： MPS法 ,  流体シミュレーション