抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・レジリエンスは「安定した平衡状態を維持する能力」と定義される概念である。一方,危機はいつでもわれわれを待ち受けているので,避けることだけを考えるのではなく,柔軟な発想での対応が必要。
・そこで,レジリエンスを「形状記憶物質」「治療」「物語」という三つのメタフォーで捉え,それぞれのレジリエンス研究が危機に際していかに役立てられるかを,今後の研究展望とともに提示。
・危機への対策:レジリエンスの構成要因の特定やレジリエンスを高めるための先行要因,およびレジリエンスが影響を与える要因の研究による対策などを,あたかも化学者による形状記憶物質の研究のように行うレジリエンスの研究。
・危機からの復旧:治療としてのレジリエンス(危機から平衡状態へ回復していくための行為である「薬」や「医師」の役割に注目した研究など)。
・危機の活用:物語としてのレジリエンス(事業継承が困難になった企業家についての企業家失敗研究など)。