粘着剤組成物の力学的性質の研究  第2報  アクリル系粘着剤分子量分布の力学的性質に及ぼす影響の研究

浦濱圭彬; 中村拓也; 中村拓也; 長谷川友希; 岡田浩一; 松田聡; 岸肇

文献

J-GLOBAL ID：201802260089522542 整理番号：18A0228131

粘着剤組成物の力学的性質の研究第2報アクリル系粘着剤分子量分布の力学的性質に及ぼす影響の研究

Investigation of the Mechanical Properties of a Pressure-sensitive adhesive: Part 2: Investigation of the Effect of Polydispersity Index (PDI) on Mechanical Properties of Acrylic Polymers

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資料名：
巻： 54 号： 1 ページ： 17-27 発行年： 2018年01月01日
JST資料番号： G0749A ISSN： 0916-4812 CODEN： NSEGE7 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

分子量分布および分子量が異なるブチルアクリレート-アクリル酸共重合体を重合し,これらの共重合体がゲル分率および粘着剤の力学的性質に与える影響について研究した。その結果,低架橋剤濃度でのゲル生成開始に分子量分布(PDI)が大きく寄与していることが明らかとなった。このPDIは高架橋剤濃度でのゲル分率の飽和にも関係している。クリープコンプライアンスは,その時間までの粘着剤の流動もしくは変形を表しており,粘着強さやタックの接触時間変化に関係している。このクリープコンプライアンスの時間変化(変形の時間依存性)にも,PDIが大きく寄与していることも明らかとなった。クリープコンプライアンスや遅延スペクトルを用いた粘着剤の力学的性質の研究は粘着テープ特性の解析に大きく寄与すると思われる。(著者抄録)

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高分子固体の力学的性質 , 接着剤の性質・試験

引用文献 (11件)：

宮城善一,精密工学会誌,52,894(1986).
浦濱圭彬,第23回接着研究発表会要旨集,p.44(1985).
Y. Urahama, Proceedings of the 24th Pressure Sensitive Tape Council Technical Meeting, p.175 (2001).
宮城善一,佐藤紘二,日本接着学会第39回年次大会講演要旨集,p.217(2001).
Y. Urahama, K. Nagasaki, R. Mogi, T. Doi, Y. Tanaka, M. Sasaki, J. Adhesion Soc. Jpn., 38, 164(2002).(浦濱圭彬,長崎国夫,茂木理恵,土井知子,田中良和,佐々木真利子,日本接着学会誌).

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粘着剤組成物の力学的性質の研究 第2報 アクリル系粘着剤分子量分布の力学的性質に及ぼす影響の研究

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