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J-GLOBAL ID：201802260264146742   整理番号：18A1667460

三角格子磁性体及びパイロクロア磁性体の磁化過程

著者 (5件)： 那波和宏 (東北大 多元物質科研) ,  KIM Sandvik (東北大 多元物質科研) ,  高橋満 (東北大 多元物質科研) ,  野尻浩之 (東北大 金属材料研) ,  佐藤卓 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2017  ページ： 117-119  発行年： 2018年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究では興味深い磁性を示すフラストレート磁性体に関して,磁化過程の測定を通じて基底状態の検証,同時に強磁場下で新しい磁気相が出現の探索を目的に以下の物質群に関して磁化測定及び電子スピン共鳴(ESR)測定を実施。
・対象の物質群はLiZn₂Mo₃O₈(三角格子磁性体),NaCo(C〇₃)₂Cl(バイロクロア格子磁性体),Na₃Mn(C〇₃)₂Cl(バイロクロア格子磁性体),Yb₃Ni₁₄Ge₄(カゴメ格子磁性体)。
・磁性原子がフラストレート格子を組む4種類の物質群の磁化測定及びESRの測定を結果,Na₃Mn(C〇₃)₂Clに関しては磁場下で何らかの秩序が存在することが判明。
・また,他の物質群についても磁化曲線から個々のスピンの電子状態やそれらのスピン自由度間の磁気的相互作用の程度を見積もる有用な手掛りを取得。

シソーラス用語： *パイロクロア型結晶 ,  結晶構造 ,  格子 ,  強磁場 ,  *磁性体 ,  曲線 ,  磁化特性測定 ,  基底状態 ,  ESR【磁気共鳴】
準シソーラス用語： カゴメ格子 ,  *フラストレート磁性体 ,  *磁化過程 ,  磁化曲線 ,  磁化測定

分類 (1件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

引用文献 (11件)：

• G. Misguich and C. Lhuillier, in Frustrated Spin Systems, edited by H. T. Diep (World Scientific, Singapore, 2005), p. 229.
• J. P. Sheckelton et al., Nat. Mater. 11, 493-496 (2012).
• J. P. Sheckelton et al., Phys. Rev. B, 89, 064407 (2014).
• J. P. Sheckelton et al., Mater. Horizons 2, 76-80 (2015).
• Y. Zheng et al., Acta. Cryst, C67, i56 (2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： 三角格子 ,  磁性体 ,  パイロクロア ,  磁化過程