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J-GLOBAL ID:201802260329780611   整理番号:18A1365601

トランスクリプトームにより明らかにされたストレプト植物緑藻Zygnema circumcarinatumの成熟培養における乾燥耐性の増強

Enhanced Desiccation Tolerance in Mature Cultures of the Streptophytic Green Alga Zygnema circumcarinatum Revealed by Transcriptomics
著者 (3件):
資料名:
巻: 58  号: 12  ページ: 2067-2084 (WEB ONLY)  発行年: 2017年12月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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耐乾性は,緑藻および陸生植物の進化による陸上生息地のコロニー化の重要な特性の1つと考えられている。主に生理学に焦点を当てた広範な研究を行い,ストレプト植物緑藻のKlebsormidiumおよびZygnemaの耐乾性および回復力を評価した。ここに著者らは,乾燥ストレスに曝したZygnema circarinatumのトランスクリプトーム解析を示した。液体培地または寒天プレートで培養したZ.circarinatumを,PSII[Y(II)]の有効量子収率が停止するまで,~86%の相対湿度で乾燥させた。通常,脱水に対する応答は,7および12か月間寒天プレートで培養したフィラメントと比較して,液体培地中で1か月間培養したZ.circarinatumにおいてより顕著であった。固体培地上での培養は,藻類の脱水への順応をより容易にし,耐乾性の増加は培養期間の増加と明らかに相関していた。さらに,遺伝子発現分析から,光合成は液体培養における乾燥処理により強く抑制されたが,寒天プレート上で7か月間培養されたフィラメントにおいてはわずかな影響しか検出されなかったことが明らかになった。そうでなければ,いずれの試料も,活性酸素種捕捉(初期光誘導蛋白質,グルタチオン代謝)およびDNA修復のようなストレス保護機構の誘導,ならびにシャペロンおよびアクアポリンの発現を示した。さらに,液体培地で培養したZ.circarinatumは,スクロース合成酵素をアップレギュレートし,乾燥ストレスに応答して膜修飾を強く誘導した。これらの結果は,水の利用可能性における季節的変動に対応して,Zygnemaにおける以前に記述されたハードニングと関連する乾燥耐性を裏付ける。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  植物生理学一般 

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