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J-GLOBAL ID：201802260542521050   整理番号：18A0933610

マイクロRNA-223は,PARP-1標的化によるAkt/mTOR経路を介して低酸素誘導アポトーシスおよび過剰オートファジーから新生児ラット心筋細胞およびH9c2細胞を保護する【JST・京大機械翻訳】

MicroRNA-223 protects neonatal rat cardiomyocytes and H9c2 cells from hypoxia-induced apoptosis and excessive autophagy via the Akt/mTOR pathway by targeting PARP-1

著者 (5件)： Liu Xiaoxiao (Department of Cardiology, Shanghai General Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai, China) ,  Deng Yunfei (Department of Cardiology, Shanghai General Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai, China) ,  Xu Yifeng (Department of Cardiology, Shanghai General Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai, China) ,  Jin Wei (Department of Cardiology, Shanghai General Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai, China) ,  Li Hongli (Department of Cardiology, Shanghai General Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai, China)
資料名： Journal of Molecular and Cellular Cardiology  (Journal of Molecular and Cellular Cardiology)
巻： 118  ページ： 133-146  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0538A  ISSN： 0022-2828  CODEN： JMCDAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 心筋梗塞(MI)は,心筋への血液と酸素の中断によって特徴付けられ,心筋組織への進行性損傷を引き起こし,最終的に心不全に至る一般的ではあるが致命的な心血管イベントである。以前の研究は,ヒトの梗塞心筋組織およびMIのラットモデルにおけるマイクロRNA-223(miR-223)の発現の増加を示している。しかし,MI中の細胞生存におけるmiR-223の役割は解明されていない。このように,miR-223が心臓虚血誘導傷害の調節に関与し,この過程の基礎となる機構を解明することを目的とした。qRT-PCRにより,miR-223発現レベルはMI後心不全ラットの心筋組織及び低酸素処理新生児ラット心筋細胞(NRCMs)及びH9c2細胞において有意にアップレギュレートされ,miR-223が慢性虚血と関連することを示した。in vitroでmiR-223模倣体または阻害剤によりNRCMsおよびH9c2細胞をトランスフェクトし,結果はmiR-223発現の増加が低酸素誘導アポトーシスおよび過剰オートファジーから細胞を保護するが,miR-223発現の低下は対照的効果を有することを明らかにした。機構のさらなる探索は,ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ1(PARP-1)がmiR-223の標的遺伝子であり,サイレンシングPARP-1が低酸素誘導細胞損傷を防止することを示した。さらに,サイレンシングPARP-1はmiR-223阻害剤の悪化した影響を遮断した。従って,PARP-1は低酸素処理心筋細胞におけるmiR-223の保護効果を仲介する。上記現象におけるAkt/mTOR経路の関与も調べた。miR-223過剰発現とPARP-1サイレンシングはAkt/mTOR経路を正に調節し,新しい二重Akt/mTOR阻害剤であるNVP-BEZ235(BEZ235)で細胞を処理すると,低酸素誘導アポトーシスとオートファジーに対するmiR-223模倣とPARP-1siRNAの両方の阻害効果を逆転できることを見出した。まとめると,著者らの知見は,miR-223が,PARP-1を標的とすることにより,Akt/mTOR経路を介して低酸素誘導アポトーシスおよび過剰オートファジーからNRCMsおよびH9c2細胞を保護することを示した。したがって,miR-223は将来のMIの治療における潜在的標的である可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 虚血 ,  *心筋細胞 ,  遺伝子サイレンシング ,  *オートファジー ,  in vitro実験 ,  心不全 ,  *酸素欠乏 ,  ヒト ,  *心筋 ,  心筋梗塞 ,  保護作用 ,  *アポトーシス
準シソーラス用語： 細胞生存 ,  *マイクロRNA ,  *H9c2細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： マイクロRNA-223 ,  心筋梗塞 ,  アポトーシス ,  オートファジー ,  PARP-1 ,  Akt/mTORシグナル伝達経路

分類 (3件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  循環系の基礎医学  (GJ01020K)

タイトルに関連する用語 (13件)： マイクロRNA-223 ,  PARP-1 ,  標的化 ,  Akt ,  mTOR ,  経路 ,  低酸素 ,  誘導 ,  アポトーシス ,  オートファジー ,  新生児ラット ,  心筋細胞 ,  H9c2細胞