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J-GLOBAL ID：201802260615550925   整理番号：18A0380918

花こう岩マグマ岩石成因論の相平衡モデル化:A源における結晶エントレインメントによって生成されたマグマ組成の評価【Powered by NICT】

Phase equilibrium modelling of granite magma petrogenesis: A. An evaluation of the magma compositions produced by crystal entrainment in the source

著者 (3件)： Garcia-Arias Marcos (Departamento de Geociencias, Universidad de Los Andes, Carrera 1 # 18A - 12, Bogota, Colombia) ,  Garcia-Arias Marcos (Centre for Crustal Petrology, Department of Earth Sciences, University of Stellenbosch, Cnr Ryneveld and Merriman Streets, Stellenbosch, Western Cape, Private Bag X1, Matieland, 7602, South Africa) ,  Stevens Gary (Centre for Crustal Petrology, Department of Earth Sciences, University of Stellenbosch, Cnr Ryneveld and Merriman Streets, Stellenbosch, Western Cape, Private Bag X1, Matieland, 7602, South Africa)
資料名： Lithos  (Lithos)
巻： 277  ページ： 131-153  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0172A  ISSN： 0024-4937  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Sタイプ花崗岩はいくつかの元素と元素比maficity(FeO+MgO)に対してプロットの強い正または負の相関を示し,花こう岩のmaficityである変堆積岩起原から実験的融液のそれよりも通常高かった。これらの組成変化は同一プルトン内の大きなスケールの範囲で現れ,鉱物の共分離の前に,すなわち,融液に苦鉄質鉱物画分のエントレインメント,花こう岩の組成におけるソース制御されたプロセスの強い影響を反映し,マグマとして融解する。本論文では,0.8GPaで650から950°Cまでの数種の変堆積岩源組成の,包晶集団,非包晶集合または両者の混合物,源におけるメルトと共存する鉱物群集の画分のエントレインメントによって生成されたマグマの主要元素組成の熱力学的に拘束された研究を提示した。モデル化されたマグマの組成はSタイプ花こう岩の大規模データセットと比較した。マグマの組成を制御することをいくつかの潜在的な因子を考慮した:溶融損失,バッチと分別溶融,部分融解中の斜長石の空間的に制限された平衡と同伴鉱物組合せの性質と量した。研究の結果は,融解過程にかかわらず,メルトがより苦鉄質花こう岩組成を説明するために,珪長質過ぎることを示した。包晶鉱物画分のエントレインメントを考慮した場合,モデル化されたマグマが最も主要な元素のmaficityの増加に伴って花こう岩によって定義された地球化学的傾向を再現することができた。しかし,Caに富む斜長石は花こう岩のCa含有量を再現する同伴鉱物組合せで存在しなければならない。Caに富む斜長石は,斜長石平衡は空間的に制限されている場合にのみ生成し,融解反応に関与しない未反応斜長石と溶融システムと平衡状態にある反応斜長石のリムのコアを伴っている。融解反応に関与する斜長石の量は花こう岩のCa含有量を制御する:斜長石の量は高く,Caに富む斜長石の生成量が高く,マグマのCa含量が高くなった。包晶および非包晶画分の両方のエントレインメントを考慮した場合,モデル化されたマグマと花こう岩の組成の間の整合は,非包晶分率を支配する包晶分率と斜長石の空間的に制限された平衡が発生した場合のみ,改善された融液内の懸濁液中の挙動残留Caに富む斜長石であった。包晶群集における鉱物の相対的な割合の変化の結果のモデル化はこれらの鉱物の化学量論比が維持されるかどうか花こう岩によって定義された地球化学的傾向のみが達成されることを示した。いくつかの変堆積岩起原からほぼ同じ温度で生成したマグマは同じmaficityで可変組成を示すが,同伴鉱物の量の増加により生成した傾向は一般的に平行であり,およびS-タイプ花こう岩傾向と平行した。要約すると,本研究はSタイプ花こう岩類の組成に及ぼす発生源管理を支持し,この制御は,化学量論的包晶鉱物集合の様々な量,Caに富む斜長石を含むエントレインメントの結果であることを示した。このプロセスは,異なる組成の変堆積岩起原から誘導されたマグマ内で生成された非常に類似した組成傾向を可能にする。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： カルシウム ,  メルト ,  *花崗岩 ,  部分融解 ,  *相平衡 ,  *結晶 ,  斜長石 ,  *モデリング ,  鉱物共生関係 ,  鉱物 ,  *エントレインメント ,  地球化学 ,  熱力学 ,  *マグマ ,  変堆積岩

著者キーワード (5件)： 花こう岩岩石成因論 ,  部分融解 ,  ソース制御過程 ,  シュードセクション ,  Sタイプ花こう岩

分類 (2件)： 深成岩  (DE07050P) ,  火山岩  (DE07040E)

タイトルに関連する用語 (9件)： 花こう岩マグマ ,  岩石成因論 ,  相平衡 ,  モデル化 ,  結晶 ,  エントレインメント ,  マグマ ,  組成 ,  評価