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J-GLOBAL ID：201802260616997148   整理番号：18A0184612

改良9Cr-1Mo鋼のミクロ組織に及ぼす冷間加工と焼戻し熱処理の影響

Difference in the Effect of Cold Working and Tempering on Microstructure of Mod.9Cr-1Mo Steel

著者 (3件)： 塩田佳紀 ((株)IHI 基盤技術研究所 材料研究部) ,  久布白圭司 ((株)IHI 基盤技術研究所 材料研究部) ,  村田純教 (名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 57  号： 6  ページ： 343-350(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 改良9Cr-1Mo鋼のミクロ組織に及ぼす冷間加工と焼戻し熱処理の影響の違いをXRD,ECCI法およびEBSD法を用い,調査した。冷間加工を模擬した引張中断試験を実施した。試験片に付与したひずみ量は0~20%である。引張中断試験片と同程度の硬さを有する熱処理材を作製するため,焼戻し熱処理を700~760°Cで0.25~6h実施した。予ひずみ材と熱処理材の転位密度を測定するためにXRDを実施した。ECCI法およびEBSD測定からラス幅,析出物の間隔および大角粒界の間隔をそれぞれ測定した。予ひずみ材と熱処理材では同じ硬さであっても,ラス幅,析出物および転位の間隔が異なった。予ひずみ材の転位下部組織は熱処理材と明らかに異なった。(著者抄録)

シソーラス用語： 火力発電 ,  *耐熱鋼 ,  高合金鋼 ,  クロム含有合金 ,  モリブデン含有合金 ,  *金属組織 ,  *冷間加工 ,  予歪 ,  引張変形 ,  *熱処理 ,  焼戻 ,  転位密度 ,  析出物 ,  高傾角粒界 ,  硬度 ,  転位【結晶】 ,  下部組織 ,  結晶方位 ,  X線回折分析 ,  電子回折 ,  電子顕微鏡観察 ,  電子チャネリング
準シソーラス用語： 9Cr-1Mo鋼 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  大傾角粒界 ,  結晶配向 ,  EBSD法 ,  走査電子顕微鏡法

著者キーワード (7件)： Mod.9Cr-1Mo 9teel ,  Cold Working ,  Tempering ,  XRD ,  ECCI ,  EBSD ,  Dislocation Substructure

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  熱処理技術  (WC03020T)

引用文献 (26件)：

• (1) 椹木義淳,伊勢田敦朗:材料とプロセス,5, p.815(1992).
• (2) 大神正浩,三村裕幸,直井 久,池本 猛,金原 茂,藤田利夫:新日鉄技報,362, p.49(1997).
• (3) 藤田利夫:鉄と鋼,76, p.1053(1990).
• (4) 門馬弘昌,石黒淳一,須藤隆之,宮脇俊裕,岸本隆史,中原 強:三菱重工技報,41, p.264(2004).
• (5) 藤田明吾,宮部正道,鍵谷幸生,村田純教,森永正彦:材料,59, p.447(2010).

タイトルに関連する用語 (5件)： 9Cr-1Mo鋼 ,  ミクロ組織 ,  冷間加工 ,  焼戻し ,  熱処理