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J-GLOBAL ID：201802260696886019   整理番号：18A1287795

広がり巻き込む乱流現象 粉体乱流-マクロとミクロをつなぐ架け橋へ

Granular Turbulence-Toward Bridging the Gap between Macroscopic and Microscopic Phenomena

著者 (3件)： 礒部雅晴 (名古屋工大) ,  齊藤国靖 (東北大 数理科学連携研究セ) ,  齊藤国靖 (東北大 材料科学高等研)
資料名： 日本物理学会誌
巻： 73  号： 7  ページ： 469-474  発行年： 2018年07月05日 
JST資料番号： F0221A  ISSN： 0029-0181  CODEN： NBGSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,粉体の物理学において,いわゆる流体乱流系でよく知られた渦構造やそれに伴うカスケード機構の存在,また空間スペクトルにおける統計則が次々と発見され,注目を集めつつある。本稿では,粉体粒子という素子で構成される散逸多体動力学系が,巨視系の時空構造にどのように影響を与えるかという観点に立ち,低密度「粉体気体系」から高密度「粉体レオロジー系」に至るまで,大規模分子シミュレーションという方法論を使って得られた研究成果を紹介し,今後の研究の方向性を模索する。(著者抄録)

シソーラス用語： *乱流 ,  *粉体流 ,  レオロジー ,  散逸系 ,  *計算機シミュレーション ,  密度依存性 ,  渦 ,  *スペクトル ,  分子動力学 ,  分子シミュレーション ,  Kolmogorovスペクトル ,  *流体流 ,  *計算機利用 ,  *利用
準シソーラス用語： 粉体乱流 ,  粉体レオロジー ,  剪断率

分類 (2件)： 層流,乱流,境界層  (BC02030C) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (27件)：

• 1) 早川尚男,『散逸粒子系の力学』(岩波書店,2003).
• 2) 中西 秀,日本物理学会誌49, 267(1994).
• 3) C. Bizon et al., Phys. Rev. E 60, 4340(1999).
• 4) 佐野 理,日本物理学会誌60, 440(2005).
• 5) Y. -h. Taguchi, Europhys. Lett. 24, 203(1993).

タイトルに関連する用語 (4件)： 広がり ,  乱流 ,  現象 ,  粉体