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J-GLOBAL ID：201802260867664863   整理番号：18A2084985

舶用ディーゼル機関における大気汚染物質計測法の高度化に関する研究-分流希釈システムによるPM濃度計測の比較と希釈排気中の揮発性有機化合物の計測-

Study on the Development of Measuring Method for Air Pollutants Emitted from Marine Diesel Engine-Comparative Experiments of PM Concentration Measurements by Partial Flow Dilution Method and Measurement of Volatile Organic Compounds Contained in Diluted Exhaust Gas-

著者 (1件)： 大橋厚人 (海上技術安全研)
資料名： 海上技術安全研究所報告(Web)
巻： 18  号： 1  ページ： 73-84 (WEB ONLY)  発行年： 2018年09月14日 
JST資料番号： U0578A  ISSN： 2188-6598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車の分野では,PM測定のディファクトスタンダードとして全流希釈システムが作成されている。その一方で,全流希釈システムは,排気流量が大きい舶用ディーゼル機関には使用できない。最初に,舶用ディーゼル機関に対するPM測定のディファクトスタンダードが確立されていないので,PM測定に対して信頼できる結果を保証する何らかの方法を見つける必要がある。この目的のために,著者はJIS B 8008-1に基づく二つの分流希釈システムによって同時に計測されたPM濃度を比較する方法を提案する。次に,PMのフィルタリング後の希釈排気は揮発性有機化合物(VOC)を含んでいる。VOC成分の多くは大気への放出後に化学変化により微粒子になる。しかし,VOC成分が測定されたのは非常に少ない。そこで,PMのフィルタリング後に希釈排気中に含まれるVOC成分を測定する装置を示し,重油を使用した中速4ストロークディーゼル機関から排出されるVOC成分の結果を示す。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *船用機関 ,  *ディーゼル機関 ,  環境影響 ,  *浮遊粒子状物質 ,  *濃度測定 ,  揮発性有機化合物 ,  *標準 ,  *排出抑制 ,  *法規制 ,  *希釈 ,  *JIS【規格】 ,  *同時計測 ,  重油 ,  事例研究 ,  希薄気体 ,  C重油 ,  排出量低減 ,  *大気汚染物質
準シソーラス用語： 事実上の標準 ,  排出量削減 ,  全流希釈 ,  *分流希釈 ,  JIS B 8008-1 ,  希釈排気ガス

分類 (2件)： 粒状物調査測定  (SB03060E) ,  船体ぎ装  (QJ04010E)

引用文献 (21件)：

• 井亀 優,大橋厚人,石村惠以子,西尾澄人,徐 芝徳,高木正英,羽鳥和夫,高橋千織,宮田 修,今井康之,舶用ディーゼル機関から排出される粒子状物質(PM)の計測とその排出特性,海上技術安全研究所報告, 第11巻第2号(2011),pp.91-110.
• 大橋厚人,井亀優,石村惠以子,西尾澄人,高木正英,徐芝徳,排気希釈システム内のサルフェート損失の定量評価,日本マリンエンジニアリング学会誌,第45巻第3号(2010),pp127-132.
• 塚本達郎,船舶からのPM排出実態について,日本マリンエンジニアリング学会誌,第42巻第1号(2007), pp.31-34.
• C. Kurok, V. Pawils, H. Brumm, H.J. Gotze, Emission of Particulate matter from marine diesel engines, Presentation at IMO BLG-WGAP2, Berlin (2007).
• JIS B8008-1:2009 往復動内燃機関-排気排出物測定-第1部:ガス状排出物および粒子状排出物の台上測定.

タイトルに関連する用語 (12件)： 舶用ディーゼル機関 ,  大気汚染物質 ,  計測法 ,  高度化 ,  研究 ,  分流 ,  希釈 ,  Pm ,  濃度計測 ,  排気 ,  揮発性有機化合物 ,  計測