抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】腎明細胞癌の細胞増殖と浸潤におけるmiR-216bの役割と機構を研究する。【方法】腎明細胞癌細胞株(769-P,Caki-1および786-O)および正常ヒト胚腎細胞(293T)を培養した。腎明細胞癌細胞におけるmiR-216bの発現を,qRT-PCRによって検出した。769-Pと786-OのmicNCとmiR-216bmicのトランスフェクションを行い、CCK-8とTranswellの小室の実験により、miR-216bのアップレギュレーションがCaki-1細胞の増殖と浸潤に与える影響を調べた。FGFR1蛋白質発現を,ウエスタンブロットによって検出した。FGFR1に対するmiR-216bの制御関係を,二重ルシフェラーゼレポーターアッセイとウエスタンブロットにより確認した。miR-216bで上方制御されたCaki-1細胞において,FGFR1,CCK-8およびTranswellチャンバーを用いて,miR-216bがFGFR1によってCaki-1細胞の増殖および浸潤を調節するかどうかを調べた。【結果】293Tと比較して,miR-216b発現は,腎明細胞癌細胞で下方制御された(P<0.01)。miR-216bは,腎明細胞癌細胞の増殖と浸潤を有意に阻害した(P<0.01)。293Tと比較して,FGFR1の発現は,腎明細胞癌細胞で上方制御された。ルシフェラーゼレポーター実験とWesternblot結果により、miR-216bはFGFR13’UTRに直接標的し、その発現を抑制することが分かった。FGFR1発現のアップレギュレーションは,Caki-1細胞の増殖と浸潤に及ぼすmiR-216bの抑制効果を逆転させた。【結語】miR-216bは,FGFR1によって腎明細胞癌細胞の増殖と浸潤を阻害することができ,腎明細胞癌において癌抑制遺伝子の機能を発揮する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】