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J-GLOBAL ID:201802261544039701   整理番号:18A0821365

HIV-1のCD4依存性と中和感受性の基礎となる分子機構への洞察:異なる表現型を持つ分離株由来gp12sに関する比較分子動力学研究【JST・京大機械翻訳】

Insights into the molecular mechanism underlying CD4-dependency and neutralization sensitivity of HIV-1: a comparative molecular dynamics study on gp120s from isolates with different phenotypes
著者 (9件):
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巻:号: 26  ページ: 14355-14368  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7055A  ISSN: 2046-2069  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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HIV-1のエンベロープ(Env)はウイルス感染と免疫回避において重要な役割を果たす。前融合Envの構造は決定されており,種々のHIV-1分離株に対するCD4依存性および中和感受性に関連する表現型が同定されているが,これら2つの表現型の基礎となる詳細な構造動力学およびエネルギー論は不明のままである。本研究では,CD4依存性,中和抵抗性分離株H061.14およびCD4非依存性中和感受性R2株由来のgp120の2つの非リガンド構造モデルを構築し,続いて多重レプリカ分子動力学(MD)シミュレーションを行い,続いて自由エネルギー景観(FEL)構築を行った。MD軌跡の比較分析は,シミュレーションR2-gp120がH061.14-gp120より大きな構造ゆらぎ/偏差とより高い全体的立体配座柔軟性を示すことを明らかにした。局所立体配座柔軟性の密接な比較により,閉鎖三量体Envの文脈におけるgp41及び隣接gp120サブユニットとの直接相互作用を含む構造領域のいくつかは,H061.14-gp120におけるよりも有意に高い柔軟性を示し,CD4による誘導なしに三量体クラウン及びプライムgp41融合特性を開く可能性を示した。主成分分析(PCA)から得られた集団運動は,R2-gp120が中和感受性CD4結合状態への自発的遷移を起こしやすいが,H061.14-gp120は中和耐性非配位状態を維持する傾向があることを明らかにした。最後に,FELs間の比較により,R2-gp120はH061.14-gp120よりも大きな立体配座エントロピー,豊富な立体配座多様性及び低い熱安定性を有し,R2-gp120はH061.14-gp120よりCD4結合状態への遷移に対して高い傾向を有することを明らかにした。本結果は,R2-gp120とH061.14-gp120の間の動力学とエネルギー論の差が異なる状態(すなわち,R2-Env試料は閉鎖状態を維持するためにより容易に)を与え,CD4依存性/中和感受性に関連するHIV-1表現型の基礎となる分子機構を解明する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルス感染の生理と病原性  ,  ウイルスの生化学 

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