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J-GLOBAL ID:201802261598784500   整理番号:18A0276084

Basedow病と橋本甲状腺炎患者のプラズマ中の過酸化水素とマロンジアルデヒド-酸化甲状腺抗原に対する蛋白質酸化と自己抗体の反応性【Powered by NICT】

Proteins oxidation and autoantibodies’ reactivity against hydrogen peroxide and malondialdehyde -oxidized thyroid antigens in patients’ plasmas with Graves’ disease and Hashimoto Thyroiditis
著者 (9件):
資料名:
巻: 272  ページ: 145-152  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0058B  ISSN: 0009-2797  CODEN: CBINA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,二自己免疫性甲状腺疾患(AITD)のプラズマ:Graves病(GD)と橋本甲状腺炎(HT)における蛋白質酸化を評価するために,甲状腺抗原(T.Ag)の酸化的修飾は,天然T.Agへの反応性と比較してAITD患者のプラズマにおける自己抗体の反応性を増強するかどうかを決定することであった。カルボニル及びチオール基とMDA蛋白質付加物は,74名のAITD患者と65人の健常者のプラズマにおける分光光度法を評価した。マロンジアルデヒド(MDA)修飾T.Ag,過酸化水素(H_2O_2)修飾T.Ag,天然T.Agと天然真皮に対する反応性免疫グロブリン(Ig)G自己抗体は酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)により確認した。酸化蛋白質の評価は,蛋白質とカルボニル基に結合したMDAの高レベルと同様に健常対照者(p<0.05)と比較してAITD患者のプラズマ中の還元チオールレベルを示した。ELISA試験は天然T.AgへのAITD患者のプラズマの反応性は天然真皮に対する反応性に有意に増加したが,差は対照プラズマにおける天然T.Agと真皮への反応性では見られなかったことを示した。さらに,オキシダントによるT.Agの処理は両AITDのプラズマ中のネイティブなもの(p<0.001)と比較してH_2O_2~-酸化T.Agに対する血中IgG自己抗体の反応性が増強された。GDプラズマ中のMDA酸化T.Agへの反応性はネイティブなもの(p<0.05)と比較して減少し,変化はHTの認められなかった。Pearson相関研究は,一方でGD患者(r=0.42, p<0.05)におけるH_2O_2~-酸化T.Agと自由triodotyronineレベルと他の(r=0.65, p<0.001)におけるHT患者における甲状腺刺激ホルモンレベルに対する反応性の間に正の相関が得られた。データは,ホルモン合成中に生じたおそらくH_2O_2の高生産はAITDの酸化を蛋白質とH_2O_2~-酸化T.Ag増強に対する自己抗体反応性の原因となるネオエピトープの形成に寄与することを示唆した。これらの結果は,AITD発生および/または増悪における酸化ストレスの関与を支持している。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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