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J-GLOBAL ID：201802261629212737   整理番号：18A1919809

「有声性の対立に関する音声と音韻」熊本方言の促音の音声詳細に見られる年層差・性別差

The Phonetic Details of Voiced Geminates in the Kumamoto Dialect: The Effects of Generation and Gender

著者 (1件)： 高田三枝子 (愛知学院大)
資料名： 音声研究  (Journal of the Phonetic Society of Japan)
巻： 22  号： 2  ページ： 109-121  発行年： 2018年08月30日 
JST資料番号： Y0922B  ISSN： 1342-8675  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本論文では,特に世代と性別の観点から,日本人の熊本方言におけるgeminの音声詳細を報告する。105人の自然話者からのデータを分析し,有声geminにおける世代と性別は,(a)閉鎖の有声パターンの割合と(b)先行母音からの連続音声の継続時間と明確な関係を持つことを示した。一般的な傾向が有声gemの二色変化を反映しているならば,Kumamoto方言は伝統的発音において音韻的に有声されたgeminを有する完全有声発音を有するが,それはより若い世代において変化していることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *音声分析 ,  *音韻論 ,  話し言葉 ,  熊本県 ,  年齢 ,  性差 ,  データ解析 ,  *音響分析 ,  発音
準シソーラス用語： 熊本方言 ,  方言

分類 (3件)： 音声処理  (JE05000E) ,  情報加工一般  (AC05010A) ,  音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (14件)：

• 角田晃一(2016)「高齢者の嗄声への対応」『日本耳鼻咽喉科学会会報』119(11), 1442-1443.
• ケント,R. D. ・ C. リード(荒井隆行・菅原勉(監訳))(1996)『音声の音響分析』,海文堂.
• 杉藤美代子・神田靖子(1987)「日本語話者と中国語話者の発話による日本語の無声及び有声破裂子音の音響的特徴」『大阪樟蔭女子大学論集』24, 1-17.
• 高田三枝子(2011)『日本語の語頭閉鎖音の研究-VOTの共時的分布と通時的変化』くろしお出版.
• 高田三枝子(2013)「有声破裂音の後続する促音閉鎖区間の有声性に関する音声パターン」『明海日本語』18(増刊), 15-30.

タイトルに関連する用語 (6件)： 音声 ,  音韻 ,  熊本 ,  方言 ,  促音 ,  性別