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J-GLOBAL ID：201802261655082730   整理番号：18A0774641

我が国のりんご輸出における鮮度保持問題と輸出主体の対応

Analysis of Efforts of an Apple Production Area under Diversifying Export Channels

著者 (1件)： 成田拓未 (弘前大)
資料名： 農業市場研究  (Agricultural Marketing Journal of Japan)
巻： 26  号： 4  ページ： 72-78  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： L4254A  ISSN： 1341-934X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,リンゴ輸出目的地の熱帯地域と亜熱帯地域への多様化に対応するために,リンゴ生産センター対応の仕方を検討した。これらの地域においては,リンゴの新鮮度が減少する可能性がある。一方,日本のリンゴ生産センターでは,労働力の弱化により低貯蔵性リンゴの割合が増加している。近年,1-MCPの散布はリンゴの鮮度保持に有用であることが分かっている。1-MCPの効果が十分であることを示すためには,生産センター問屋と農民の間の直接的関係の強化,農場協働における輸出用リンゴ生産のための小ユニットの組織の確立が必要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *リンゴ ,  *輸出 ,  *貯蔵安定性 ,  熱帯 ,  亜熱帯 ,  多様化 ,  新鮮度 ,  卸売 ,  農民 ,  農場 ,  協力 ,  日本
準シソーラス用語： *鮮度保持

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  抵抗性  (YH02050K)

物質索引 (1件)： 1-メチルシクロプロペン

引用文献 (9件)：

• 艾乃吐拉・木合塔尓・壽松木章・小森貞男「1-メチルシクロプロペン(1-MCP)処理がリンゴ3品種の貯蔵性に及ぼす影響」『園芸学研究』4(4)、2005年、pp.439~443
• 成田拓未「日本産農産物の対中国輸出の課題と展望-山東省青島市における日本産りんご販売会での調査結果より-」『農業市場研究』第17巻第1号、2010年、pp.55~66
• 成田拓未「台湾りんご市場と我が国産地流通主体の輸出対応の現段階-青森県りんご産地商人の事例を中心に-」『農業市場研究』第21巻第2号、2012年、pp.55~61
• 成田拓未「アジアにおける果実貿易の動向:日中両国産りんごの競合の展望」『開発学研究』第25巻第1号、2014年、pp.11~18
• 野呂昭司・花房正芳・齋藤貞昭・工藤亞義「リンゴ‘北斗'の有袋栽培が貯蔵中の陽向面果皮褐変障害の発生と揮発成分に及ぼす影響」『園芸学会雑誌』67(5)、1998年、pp.699~707

タイトルに関連する用語 (3件)： りんご ,  輸出 ,  鮮度保持