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J-GLOBAL ID:201802261927368603   整理番号:18A0394983

PP前駆体の全球的スタッキングにより特徴づけられる中部マントルの微細スケール構造【Powered by NICT】

Fine-scale structure of the mid-mantle characterised by global stacks of PP precursors
著者 (3件):
資料名:
巻: 472  ページ: 164-173  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0688A  ISSN: 0012-821X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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沈み込み帯は,マントル中に組成不均一性の主要な供給源であり,沈み込み史とマントル対流プロセスの記録を保存している可能性があると思われる。マントル不均一性と関連した微細構造は,コーダとしてまたは多体波到来に先行するエネルギーとして到達することを散乱地震波動場を用いて研究できる。本研究では,世界的に分布する観測点で記録されたスタックを作ることによりPPへの前駆体を解析した。193地点合計7320地震記録の積層で記録された600の地震から5°距離ビン(範囲70 120°)でPP到着上に整列したスタックを形成した。エネルギー後直接P到着,Pコーダ,PP前駆体を妨害するので,著者らはこのエネルギーに最良適合指数曲線を差し引いてPコーダ波を抑制する。得られたスタックは,マントルの不均質性からの散乱に関連したPP前駆体である全ての距離で存在することを示した。側方変化は,大西洋と太平洋半球を横切る二地域スタックを産生することにより検討したが,これら二領域間の前兆サインののみ無視できる差を見出した。これら二つの領域の類似性は,十分に混合した沈み込み物質は上部および中部マントル深さで生存できることを示唆した。マントル中の散乱波動場を記述するために,モンテカルロフォノン散乱法を用いて生成した合成地震記象に対する全球スタックを比較した。最適層状不均一性モデル,BRT2017,バックグラウンド不均一性強度(ε=0.8 %)を持つ三層マントルにより特性化し,1000kmと1800kmの間の増加した不均一性強度(ε=1 %)の深さ間隔を提案した。不均一性のスケール長は,マントルの8kmであることが分かった。8kmスケールのマントル不均質性は,沈み込んだ海洋地殻と関連している可能性があるので,マントル中央部の深さでの不均一性の増加の検出は,粘度の増加により停止したスラブに関連した,深さ~1000kmでの鉄スピン遷移に起因するマントル粘度増加の最近の観測を支持した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地殻・上部マントルの構造・組成 

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