抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,正確な栽培管理を支援するための農地気象学評価システムを開発した。このシステムは,丘陵,山岳または傾斜地形の地域でも適用に適している。このシステムは日最高,最低および平均気温,日相対湿度,および太陽放射,参照蒸発散量および降水量の日毎蓄積を,降水量の6時間ごとの予測と共に提供する。これらのデータは,降水データを除いて観測装置なしで自動気象データ収集システム(AMeDAS)観測データから推定される。降水量データは,日本気象庁で作られる降水の解析と予報である。気温と太陽放射のために使用される推定法は,国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構によって開発されたオリジナルな技術に基づいている。推定サイトとAMeDASサイト間の温度差を決定するために,放射冷却スケールを用いたモデルにより気温データを推定した。太陽放射データは,直接および拡散日射の合計を構成する。前者は大気透過率のモデルを用いて推定し,後者は直接および拡散日射の無次元パラメータに対するモデルを用いて推定した。他の気象データは,米国の食品農業機関によって作られたIrrigationとDrainage Paper No.56に従って推定される。温度差推定モデルのために,気温取得用の自動化装置も開発した。この装置は,AC電源を必要とせずに,AMeDASと同様の精度でデータを取得する。(翻訳著者抄録)