抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;急性膵炎(AP)患者の予後に対する赤血球体積分布幅(RDW),好中球(PMN)とリンパ球の比率(NLR)の評価値を検討する。方法;60例のAP患者を軽度膵臓炎群(MAP群,n=32)と重度膵炎群(SAP群,n=28)に分け,患者の入院1,3,7,11日目に末梢血を採取し,白血球数(WBC),RDW,PMNとリンパ球を測定した。NLRとAPACHE IIスコアを計算した。MAP群とSAP群,SAP群の生存群および死亡群の患者のRDW,PMN,リンパ球,NLR,WBCおよびAPACHE IIスコアを比較した。SAP群の死亡率の患者の動作特性曲線(ROC)を作成し、RDW、RDWとNLR、APACHE IIスコアを併用し、SAPの予後に対する評価価値を分析した。結果;入院1日目のSAP群におけるWBC,RDW,NLRおよびAPACHE IIスコアは,MAP群におけるそれらより有意に高く(P<0.05),リンパ球の値はMAP群におけるそれより有意に低かった(P<0.05)。入院1,3,7および11日目のSAP群におけるRDW,PMNおよびNLRは,MAP群におけるそれらより有意に高かった(P<0.05)が,リンパ球の値はMAP群におけるそれらより有意に低かった(P<0.05)。入院3日目の両群患者のPMNとNLRは入院後1日目より有意に高く(P<0.05)、リンパ球値は入院1日目より明らかに低かった(P<0.05)。SAP群における生存者のRDW,NLRおよびAPACHE IIスコアは死亡患者より有意に高く(P<0.05),RDWとNLRの併用はSAP患者の死亡率を予測するROCの面積は0.785であった。結論;RDWとNLRの併用はSAP患者の予後の評価指標となり得る。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】