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J-GLOBAL ID：201802263038145043   整理番号：18A0371134

超音波利用技術を知る 非線形超音波法を用いた材料内異質部と欠陥の可視化

著者 (2件)： 川嶋紘一郎 (超音波材料診断研究所) ,  川嶋紘一郎 (名古屋産業科研)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 68  号： 2  ページ： 91-96  発行年： 2018年02月28日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・従来の超音波探傷法による検出と可視化が困難な0.1mm台またはそれ以下の微小内部欠陥と材料特性の非破壊評価を目的とする非線形超音波法の現状の紹介。
・非線形超音波法は,単一周波数の大振幅正弦波バースト波を材料に入射し材料内で励起される繰返応力により欠陥部を揺動した時引張,圧縮応力に対する欠陥部の応答差による正弦波からの波形ゆがみ高調波または分調波振幅として定量化。
・高調波法は微小欠陥,塑性変形,偏析などの異質部の可視化が可能で,水浸高調波画像化では,評価対象域に超音波ビームを走査し劣化損傷部で励起された高調波を抽出しその振幅をマッピング。
・引張荷重下の5052アルミニウム合金板の塑性域,アルミニウム-鋼摩擦圧接部,酸化物分散強化フェライト鋼の非金属介在物の可視化例および封水探触子による局部共振高調波法の紹介。

シソーラス用語： 可視化 ,  *超音波 ,  非線形性 ,  内部欠陥 ,  *超音波検査 ,  評価 ,  アルミニウム合金 ,  高調波 ,  摩擦溶接 ,  非金属介在物 ,  異種金属溶接 ,  探触子 ,  偏析 ,  フェライト鋼 ,  分散強化合金 ,  A5052 ,  *非線形超音波 ,  材料特性評価 ,  ODS鋼 ,  計測器要素
準シソーラス用語： 材料評価 ,  酸化物分散強化型鋼

分類 (1件)： 非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (20件)：

• 1) 日本学術振興会製鋼第9委員会編:超音波探傷法(改訂新版),日刊工業新聞社,(1974).
• 2) 日本非破壊検査協会編:新非破壊検査便覧,日刊工業新聞社,(1992).
• 3) G. J. Workman, D. Kishoni and P. O. Moore ed.: Nondestructive Testing Handbook, Vol. 7 Ultrasonic Testing, Third Ed., American Society for Nondestructive Testing, (2007).
• 4) A. Hikata, B. B. Chick and C. Elbaum: Appl. Phys. Lett., 3 (1963), 195-197.
• 5) R. Zheng, Gr. Maev and I.Yu Solodov: Nonlinear Acoustic Applications for Materials Characterizations: A review, Can. J. Appl. Physiol., 77 (1999), 927-967.

タイトルに関連する用語 (4件)： 超音波 ,  非線形超音波 ,  欠陥 ,  可視化