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J-GLOBAL ID：201802263055849117   整理番号：18A0159081

液胞の蛋白質選別~13Cは褐色脂肪細胞における脂肪分解を阻害する新規脂肪滴蛋白質である【Powered by NICT】

Vacuolar protein sorting 13C is a novel lipid droplet protein that inhibits lipolysis in brown adipocytes

著者 (3件)： Ramseyer Vanesa D. (Center for Metabolic Medicine and Genetics, School of Medicine, Wayne State University, Detroit, MI, USA) ,  Kimler Victoria A. (Eye Research Institute, Oakland University, Rochester, MI, USA) ,  Granneman James G. (Center for Metabolic Medicine and Genetics, School of Medicine, Wayne State University, Detroit, MI, USA)
資料名： Molecular Metabolism  (Molecular Metabolism)
巻： 7  ページ： 57-70  発行年： 2018年 
JST資料番号： W3141A  ISSN： 2212-8778  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 褐色脂肪組織(BAT)熱産生は褐色脂肪細胞(BAs)内の細胞内脂質滴(LD)からの脂肪酸の動員と酸化に依存するが,BAT脂肪分解を制御するLD蛋白質の同定と機能はまだ不完全である。マウスBAT細胞内画分のプロテオーム解析は新規なLD蛋白質として液胞蛋白質選別~13C(VPS13C)を同定した。本研究の目的は,BA LDにVPS13Cの役割を調べることであった。生化学的分画および高分解能共焦点および免疫透過型電子顕微鏡(TEM)はマウス褐色脂肪組織,白色脂肪組織,BA細胞培養におけるVPS13Cの細胞内分布を決定するために用いた。レンチウイルス送達shRNAは培養BA細胞における脂肪分解および遺伝子発現の調節におけるVPS13Cの役割を決定するために用いた。亜球形サブドメインにおける多房性LDに標的化されるがVPS13CはマウスのBATで高度に発現することを見出した。鼠径白色脂肪細胞では,VPS13Cは主に小さなLD上に観察され,β3-アドレナリン作動性刺激は,この貯蔵所でVPS13Cを増加させた。培養BAs減少したLDサイズとトリグリセリド含量のVPS13Cのサイレンシング,基底遊離脂肪酸放出増加は,発熱性遺伝子の発現を増加させ,イソプロテレノールの脂肪分解活性と有効性を強化した。機構的に,著者らは,BA脂肪分解は,脂肪組織トリグリセリドリパーゼ(ATGL)の活性化を必要とすることとVPS13Cの損失は,LDに対するATGLの会合を大きく増加させることを見出した。異なるサブドメインに標的化されるがVPS13CはBA LDに存在する。VPS13CはLDにATGLのアクセスを制限し,VPS13Cの損失は脂肪分解を上昇させ,酸化的遺伝子発現を促進した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 細胞内分布 ,  酸化 ,  遺伝子発現 ,  脂肪組織 ,  *タンパク質 ,  *脂肪分解 ,  リパーゼ ,  トリグリセリド ,  脂肪酸 ,  褐色脂肪組織 ,  遺伝子 ,  細胞培養
準シソーラス用語： 脂肪トリグリセリドリパーゼ ,  白色脂肪組織 ,  *褐色脂肪細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 褐色脂肪組織 ,  熱産生 ,  遊離脂肪酸 ,  ATGL ,  ペリリピン1 ,  酸化遺伝子

分類 (2件)： 脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q) ,  動物生理一般  (EJ02010E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 液胞 ,  蛋白質選別 ,  褐色脂肪細胞 ,  脂肪分解 ,  阻害 ,  脂肪滴 ,  蛋白質