文献

J-GLOBAL ID：201802263200369842   整理番号：18A0330858

UCP1,褐色脂肪細胞のミトコンドリア脱共役蛋白質:個人的寄与と歴史的展望【Powered by NICT】

UCP1, the mitochondrial uncoupling protein of brown adipocyte: A personal contribution and a historical perspective

著者 (1件)： Ricquier Daniel (Universite Paris Descartes, Institut Cochin CNRS - INSERM and Department of Metabolic Biochemistry of Paris Necker Hospital, France)
資料名： Biochimie  (Biochimie)
巻： 134  ページ： 3-8  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0147A  ISSN： 0300-9084  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本テキストは,1975年に始まった,脱共役蛋白質1(UCP1),褐色脂肪細胞のミトコンドリア脱共役剤に関する研究に寄与したものを纏めた。UCP1に関する研究は,出生時または冬眠動物における寒冷曝露と覚醒中の哺乳類で生じる褐色脂肪細胞の熱産生の機構を同定することを目的とした。他,特に博士David Nichollsに基づいて,著者は,UCP1の同定に寄与していることを最初の実験に参加した。重要な段階は,UCP1抗体ラットおよびヒトからのUCP1cDNAと遺伝子の最初のクローニングと私の主要な協力者と友人Frederic Bouillaud後の獲得した。これら分子ツールは,だけでなくUCP1脱共役活性を解析し,この蛋白質の脱共役機能に及ぼす変異誘発の影響を調べるためにでなく,UCP1遺伝子の転写調節を解読するために使用した。げっ歯類で実施した実験に加えて,著者らは,ヒトにおけるUCP1と熱発生褐色脂肪細胞を同定することができた。この脱共役蛋白質に関する著者らの研究の最近の結果は,UCPの第二イソ型は,UCP2と名付けた,ほ乳類,ニワトリ及び植物中のいくつかのUCP同族体の同定であった。UCP1は確かにはミトコンドリアにおけるADPりん酸化から呼吸を分離することができた特異なミトコンドリア輸送体。この蛋白質の発見は,過体重,肥満および関連した病理に関連したエネルギー消費を研究するための新たな道を開いた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 遺伝子 ,  抗体 ,  褐色脂肪組織 ,  *ミトコンドリア ,  リン酸化 ,  齧歯類 ,  エネルギー消費 ,  寒冷曝露 ,  産熱 ,  ヒト ,  *脱共役タンパク質
準シソーラス用語： 転写調節 ,  *脱共役 ,  *褐色脂肪細胞 ,  *UCP1 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 褐色脂肪組織 ,  膜 ,  ミトコンドリア ,  ミトコンドリア輸送体 ,  熱産生 ,  UCP ,  脱共役

分類 (2件)： 細胞構成体の機能  (EF03060C) ,  動物生理一般  (EJ02010E)

タイトルに関連する用語 (6件)： UCP1 ,  褐色脂肪細胞 ,  ミトコンドリア脱共役蛋白質 ,  個人 ,  歴史 ,  展望