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J-GLOBAL ID：201802263311628101   整理番号：18A1892061

津波高分布の相似性および類似性指標を用いた地震断層の位置および規模の推定法

A METHOD FOR ESTIMATING THE LOCATON AND MAGNITUDE OF EARTHQUAKE USING TSUNAMI HEIGHT SIMILARITY INDEX

著者 (2件)： 泉宮尊司 (日本海地震津波防災研究会) ,  篠原頼人 (東亜建設工業(株))
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_193-I_198(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波高の分布を知ることは,地震や津波の規模を把握する上,および全体的な被害を予測する上でも重要である.本研究では,震源域で発生した津波が,複雑な海底地形による浅水,屈折,回折,摩擦および砕波変形を受けることによって,対数正規分布となることを理論的に示している.対数正規分布に従うとき,相似な津波高分布は平均値が変化するだけで,分散は変化しないこと,および津波高比の対数値の分散は,両者の相関が高く,変動誤差が小さいほど小さくなることが示された.また,相似性および類似性指標を新たに提案し,従来のκ値と提案された指標を用いて,地震断層の位置がほぼ決定されることを示した.さらに,津波マグニチュードM_tおよびモーメントマグニチュードM_wと平均対数津波高および相田によるK値¹⁾との関係を導き,津波高分布よりモーメントマグニチュードを推定できることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  *波高 ,  類似性 ,  *地震断層 ,  海底地形 ,  対数正規分布 ,  位置 ,  規模 ,  *津波波高
準シソーラス用語： 相似性 ,  *津波高さ

著者キーワード (5件)： distribution of tsunami height ,  log-normal distribution ,  similarity index ,  tsunami magnitude ,  moment magnitude

分類 (2件)： 地震学一般  (DC03020A) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

引用文献 (15件)：

• 1) 相田勇:三陸沖の古い津波のシミュレーション,地震研究所彙報,Vol. 52,pp. 71-101,1977.
• 2) 土木学会原子力委員会津波評価部会:原子力発電所の津波評価技術(本編),pp. 2-110-2-190,2002.
• 3) 羽鳥徳太郎:天保4年(1833)山形沖地震とその津波の規模,地震,第43巻,pp. 227-232,1990.
• 4) 松浦律子,岩佐幸治,出町知嗣,古村美津子,関根真弓,鈴木保典,中村操:1833年出羽沖地震の震源域について,歴史地震,第26号,p. 94,2011.
• 5) 泉宮尊司,堀川清司:砕波帯における波のエネルギー方程式のモデリング,第30回海岸工学論文集,土木学会,pp. 15- 19,1983.

タイトルに関連する用語 (8件)： 津波高 ,  分布 ,  相似性 ,  類似性 ,  指標 ,  地震断層 ,  規模 ,  推定法