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J-GLOBAL ID：201802263351364124   整理番号：18A1297818

将来の温暖化条件に対する対流性豪雨の物理的応答:広島イベントの事例研究【JST・京大機械翻訳】

Physical Responses of Convective Heavy Rainfall to Future Warming Condition: Case Study of the Hiroshima Event

著者 (4件)： Hibino Kenshi (Institute of Industrial Science, University of Tokyo) ,  Takayabu Izuru (Atmospheric Environment and Applied Meteorology Research Department, Meteorological Researth Institute) ,  Wakazuki Yasutaka (College of Science, Ibaraki University) ,  Ogata Tomomichi (Application Laboratory, Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology)
資料名： Frontiers in Earth Science (Web)  (Frontiers in Earth Science (Web))
巻： 6  ページ： 35  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7066A  ISSN： 2296-6463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2014年に広島で極端な降水イベントが発生した。全降雨の200mm以上が8月19日の夜間に観測され,洪水と多くの地すべりを引き起こした。降雨イベントは,約30年に一度起こる稀なイベントと推定された。平均及び対流安定性変化に関する温度上昇を含む将来の大気条件の変化に対するこのイベントの物理的応答を27メンバーアンサンブル実験及び擬似地球温暖化ダウンスケーリング法を用いて研究した。実験は日本気象研究所非静水地域気候モデルを用いて統合した。非常に高分解能の水平グリッド,500mを用いて,モデルにおける豪雨を引き起こす高密度積雲雲形成を再現した。より高い温室効果ガス濃度によって決定された将来の気候条件は,モデルに規定され,その中では,地表気温は,世界的に平均化され,前産業時代におけるそれよりも4K暖かい。将来の実験における広島地域周辺の降水量の総量は,大気温暖化による水蒸気の増加にもかかわらず,現在の実験よりも近いかわずかに低い。極端な降水量に及ぼす水蒸気増加の影響は,熱安定性強化による対流の抑制によって相殺されることが分かった。広島イベントのような将来の極端な降水量は強化されていないという事実は,極端な降雨が将来的に強化される傾向があるというよく知られた結果とは対照的である。本研究の結果は,地球温暖化に対する極端な降水の応答が各降雨現象に対して異なることを意味する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 温室効果ガス ,  洪水 ,  *事例研究 ,  降水量 ,  *豪雨 ,  *対流 ,  気象条件 ,  高分解能 ,  *広島県 ,  降雨 ,  地球温暖化 ,  降水 ,  *温暖化 ,  地表気温
準シソーラス用語： ダウンスケーリング , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 極端な降水 ,  将来の変化 ,  アンサンブル実験 ,  擬似地球温暖化ダウンスケーリング法 ,  対流不安定性 ,  修正相対湿度 ,  温度経過率

分類 (2件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  中小規模擾乱,降水特性  (DC05120X)

タイトルに関連する用語 (8件)： 温暖化 ,  対流 ,  豪雨 ,  物理 ,  応答 ,  広島 ,  イベント ,  研究