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J-GLOBAL ID:201802263359631759   整理番号:18A1758470

同位体年輪年代学におけるδ18O測定のための年輪のない熱帯樹木の試料調製

Sample preparation of ring-less tropical trees for δ18O measurement in isotope dendrochronology
著者 (6件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 49-58(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: L1852A  ISSN: 0917-415X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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可視的な年輪を欠く樹木で年輪を検出するためのα-セルロース抽出の必要性を調べるため,セルロース抽出前後のδ18Oの半径方向変化を,タイ北東部で成長するAcacia auriculiformis,Eucalyptus camaldulensis及びCeltis timorensisにおいて評価した。δ18O値の半径方向変化のピークを検出するための最適な試料採取解像度も調べた。半径方向にコア試料の0.2mm厚の薄片を作成した。木材コア試料から薄切した各円形切片を,両者とも半径方向および縦方向で同じように位置し,接線方向に並ぶよう,木目に沿って2つの半円切片に分割した。半分はバルク分析に,残りは抽出に用いた。ピーク位置はδ18Oの季節変化から割り付けた。δ18O値はバルク木材とα-セルロースの両方に関し周期的に変化した。バルク木材およびα-セルロースのδ18Oの間の相関係数は,各種において高く,オフセットは半径方向にわたってほぼ一定であった。1つの試料の平均周期長は他の2つの試料のそれらより長かったが,樹経生長計モニタリングに基づく年間増加は他の2つの試料のそれらより小さかった。即ち,木部で記録されたδ18O値の季節変動は,低振幅または不十分な半径方向解像度のため完全には検出されなかった。従って,α-セルロース抽出は年輪検出に不要であると結論した。有効なピーク検出のための成長速度に基づく適切な試料採取解像度を決定する必要がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生態学  ,  発生,成長,分化 
引用文献 (26件):
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