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J-GLOBAL ID：201802263398132019   整理番号：18A0778586

近赤外空間分解分光法を用いた木材品質の非破壊評価

著者 (5件)： 馬特 (名古屋大 大学院生命農学研究科) ,  稲垣哲也 (名古屋大 大学院生命農学研究科) ,  土川覚 (名古屋大 大学院生命農学研究科) ,  SCHAJER Gary (Univ. British Columbia) ,  PIROUZ Zarin (FPInnovations, CAN)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.B15-P-05  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近赤外分光法は水を大量に含む農産物や木材などの非破壊測定に有効なツールとして注目され,様々な基礎研究や製造現場での活用が積極的に検討されている。しかし,従来の測定方法で得られる拡散反射スペクトルには吸収情報だけでなく,光の散乱情報も同時に含まれる。とりわけ木材の場合は細胞内腔での多重散乱が顕著であり,多変量解析によって構築した材質予測モデルの分光学的および物理学的な解釈が曖昧になるという問題点がある。本研究ではこの点を克服するために,近赤外空間分解分光法に着目し,試料に照射した点光源の反射空間分布から木材の光吸収・散乱特性を把握することを試みた。その結果,木材表面の繊維方向が垂直,平行いずれの場合も,木材組織構造によって吸収係数,等価散乱係数が特徴的に変化することが判った。さらに,算出した両者の値を組み合わせることにより,測定部位の密度を高い精度で予測可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *近赤外分光分析 ,  *非破壊測定 ,  *木材性質 ,  光吸収 ,  光散乱 ,  組織構造 ,  吸収係数 ,  ダグラスモミ ,  デンシトメトリー ,  赤外線カメラ ,  拡散方程式 ,  密度依存性
準シソーラス用語： 光吸収係数 ,  散乱係数 ,  X線デンシトメトリー ,  近赤外線カメラ

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 近赤外 ,  空間分解分光法 ,  木材品質 ,  非破壊評価