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J-GLOBAL ID：201802263434321790   整理番号：18A0556746

材料の表面・界面を見る~ぬれ性,接触角,表面張力,表面自由エネルギーの基本概念と評価~接触角測定のポイントと測定上の注意点

著者 (1件)： 福山紅陽 (FIA)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 17  号： 9  ページ： 48-56  発行年： 2017年12月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・液体と固体表面との馴染みやすさを表すのが濡れ性で,濡れ性は,液体や固体の表面張力によって決まり,表面張力は液体や固体の分子間力に由来。
・分子間力が大きくなると,分子をばらばらにするのに必要なエネルギーが大きくなるので高沸点。
・バルク分子は周辺分子と相互作用してエネルギーを下げて安定化するが,表面分子は相互作用できる相手分子が少なくエネルギーが高く,これが表面自由エネルギー。
・タングステンなどの固体の表面張力も記述。
・表面張力の高い固体は表面自由エネルギーが大きく,他の気体,液体あるいは固体を付着して露出面積を少なくしようとし,濡れのよい固体。
・濡れの状態を定量化するのが接触角。
・表面張力と接触角の関係,接触角の測定について記述。

シソーラス用語： *濡れ ,  *界面張力 ,  *接触角 ,  *分子間力 ,  分子間相互作用 ,  表面粗さ ,  汚染
準シソーラス用語： *表面張力 ,  表面自由エネルギー ,  動的接触角 ,  表面汚染

分類 (1件)： 固-液界面  (CB12050B)

引用文献 (23件)：

• 「界面化学」, 日本化学会編, 実験化学講座, 丸善, (1956)
• 関根 幸四郎, 「表面張力測定法」, 理工図書, (1957)
• 「応用界面化学」, 桜井 俊男, 玉井 康勝編, 朝倉書店, (1967)
• 渡辺 信淳, 渡辺 昌, 玉井 康勝, 「表面および界面」, 共立出版, (1973)
• 「界面とコロイド」, 日本化学会編, 新実験化学講座, 丸善, (1977)

タイトルに関連する用語 (9件)： 界面 ,  ぬれ性 ,  接触角 ,  表面張力 ,  表面自由エネルギー ,  概念 ,  評価 ,  ポイント ,  注意