抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・インターネットサービスにおける個人データの価値上昇が一因で,個人データの利活用が進展。
・個人データをデータのみで収集・取引する技術の進展も,その利活用を促進。
・個人データを経済財として認識し,取引する方向の決定。
・個人データは情報財でもあり,プライバシーに関する制度的対応とプラットフォームの構築が必須。
・「中間とりまとめ」でプラットフォームとみなされる仕組は,パーソナルデータ・ストア,情報銀行,データ取引市場だが,実施に向け制度整備が進んでいるのは情報銀行。
・情報銀行の整備により個人が自身のデータ価値を十分把握できるならば,それは非常に有益。
・だがプラットフォームを通じて個人データを提供する際,便益(価値)が得られるだけでなくプライバシーに関するコストが発生。
・プライバシー・パラドックスの研究によると,個人は自身のプライバシーに関するコスト計算について合理的判断が不可能。
・合理性の限界と同時に検討を要するのは,情報銀行の競争環境。