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J-GLOBAL ID：201802263626587293   整理番号：18A0476843

ENSOによるアラビア湾上の冬季降水量動力学の調節【Powered by NICT】

Modulation of Winter Precipitation Dynamics Over the Arabian Gulf by ENSO

著者 (2件)： Sandeep S. (Center for Prototype Climate Modeling, New York University Abu Dhabi, Abu Dhabi, United Arab Emirates) ,  Ajayamohan R. S. (Center for Prototype Climate Modeling, New York University Abu Dhabi, Abu Dhabi, United Arab Emirates)
資料名： Journal of Geophysical Research: Atmospheres  (Journal of Geophysical Research: Atmospheres)
巻： 123  号： 1  ページ： 198-210  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0294B  ISSN： 2169-897X  CODEN： JGREA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アラビア湾(湾)とその周辺地域は強い経済活動の中心である。湾上で形成する降水を伴う気象系は主に乾燥地域にとって重要である。エルニーニョ-南方振動(ENSO)は,亜熱帯ジェットの赤道向きシフトを通した中東降水量変動に影響を及ぼすことが示唆された。本報では,衛星と再解析データを用いた種々のENSO(エルニーニョ-南方振動)相中の析出の開始における局所動力学と水分輸送の調節におけるENSO(エルニーニョ-南方振動)の役割を説明するために説得力のある証拠を示した。湾への赤色およびアラビア海からの水分輸送はエルニーニョ年により強いことが分かった。湾への水分移動のパターンと強度はラニーニャと中性年間に弱められ,湾北部に向けて輸送の大部分であった。120時間後方流跡線解析を用いて,アラビアおよび紅海側から湾への空気塊は下部対流圏レベルで発生するが,地中海からの空気素片は,エルニーニョの年に中層および上層対流圏レベルで発生することが分かった。対照的に,南アラビア海の上空を起源として上部対流圏気塊はラニーニャと中性年間湾沈殿に支配的な役割を果たしている。帯状風の季節平均過渡現象は,湾上でのロバストなENSO(エルニーニョ-南方振動)の特徴を示し,エルニーニョ(ラニーニャ)冬の期間中,この領域上での中緯度渦の浸透に有利な(好ましくない)条件を示した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 気団 ,  対流圏 ,  *降水 ,  地中海 ,  中緯度 ,  *ペルシア湾 ,  水分 ,  乾燥地帯 ,  アラビア海 ,  *ENSO ,  *冬 ,  *降水量 ,  エルニーニョ
準シソーラス用語： *アラビア ,  ラニーニャ現象 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (2件)： アラビア湾冬季降水 ,  ENSO

分類 (2件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

タイトルに関連する用語 (6件)： ENSO ,  アラビア湾 ,  冬季 ,  降水量 ,  動力学 ,  調節