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J-GLOBAL ID：201802263659389105   整理番号：18A0389881

筋ジストロフィー患者の骨格筋組織における脂質代謝異常:疾患の初期段階におけるin vitroでの,高分解能NMRスペクトロスコピーを基礎とした観察【Powered by NICT】

Abnormal lipid metabolism in skeletal muscle tissue of patients with muscular dystrophy: In vitro, high-resolution NMR spectroscopy based observation in early phase of the disease

著者 (5件)： Srivastava Niraj Kumar (Department of Neurology, Sanjay Gandhi Postgraduate Institute of Medical Sciences, Raebareli Road, Lucknow 226014, India) ,  Yadav Ramakant (Department of Neurology, Sanjay Gandhi Postgraduate Institute of Medical Sciences, Raebareli Road, Lucknow 226014, India) ,  Mukherjee Somnath (Department of Neurology, Sanjay Gandhi Postgraduate Institute of Medical Sciences, Raebareli Road, Lucknow 226014, India) ,  Pal Lily (Department of Pathology, Sanjay Gandhi Postgraduate Institute of Medical Sciences, Raebareli Road, Lucknow 226014, India) ,  Sinha Neeraj (Center of Biomedical Research, SGPGIMS Campus, Raebareli Road, Lucknow 226014, India)
資料名： Magnetic Resonance Imaging  (Magnetic Resonance Imaging)
巻： 38  ページ： 163-173  発行年： 2017年 
JST資料番号： A1133A  ISSN： 0730-725X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脂質成分の定性(脂質成分の帰属)及び定量的(脂質成分の定量)分析は,対照/正常被験者と比較して,疾患の早期相中の筋ジストロフィー患者の骨格筋組織で行った。プロトン核磁気共鳴(NMR)分光法に基づく実験は,脂質成分[トリグリセリド,リン脂質,総コレステロールと不飽和脂肪酸(アラキドン酸,リノレン酸およびリノール酸)]の解析のための疾患と健常者の早期相中の筋ジストロフィー患者の骨格筋組織の脂質抽出物で行った。筋肉組織の試料は,Duchenne型筋ジストロフィー(DMD)[n=11;年齢,平均±SD;9.2±1.4歳;すべて男性]であった,Becker型筋ジストロフィー(BMD)[n=12;年齢,平均±SD,21.4±5.0歳,全て男性]であった,顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)[n=11;年齢,平均±SD;23.7±7.5歳,全て男性]および肢帯型筋ジストロフィー2b(LGMD 2B)[18であった;年齢,平均±SD;24.2±4.1歳;すべて男性]患者から得た。筋試料も[30;平均年齢±SD,23.1±6.0歳;全ては男性であった]正常/対照被験者から得られた。骨格筋組織における割当脂質成分は,トリグリセリド(TG),リン脂質(PL),総コレステロール(CHOL)および不飽和脂肪酸(アラキドン酸,リノレン酸およびリノール酸)]であった。制御/健常者に比べて脂質成分の量はDMD,BMD,FSHDおよびLGMD2B患者の骨格筋組織で観察された。TGはDMD,BMDおよびLGMD2B患者の筋肉組織において有意に上昇した。CHOLの増加レベルはDMD患者の筋でのみ認められた。PLのレベルはDMD,BMDおよびLGMD2B患者の意味のないことが分かった。制御/正常被験者と比較して,TG,PLおよびCHOL量はFSHD患者の筋肉において不変であった。正常/対照個体と比較して,リノール酸はDMD,BMD,FSHDおよびLGMD2Bの筋肉組織において有意に減少した。結果は疾患の早期相中の筋ジストロフィー患者における脂質代謝の変化を明確に示した。さらに,これらの変化が一次または筋ジストロフィーに続発するかどうかを理解するために必要である更なる評価。将来的には,これらの知見は,筋ジストロフィーの異なる型の診断のための追加と改善されたアプローチを証明するかもしれない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： リン脂質 ,  不飽和脂肪酸 ,  *脂質代謝 ,  *脂質 ,  *高分解能 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  男性 ,  *骨格筋 ,  *患者 ,  トリグリセリド ,  *筋ジストロフィー ,  *筋組織 ,  ジエン ,  ポリエン
準シソーラス用語： 健常者 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (10件)： トリグリセリド ,  りん脂質 ,  コレステロール ,  NMR分光法 ,  筋ジストロフィー ,  DMD ,  BMD ,  FSHD ,  LGMD2B ,  必須脂肪酸

分類 (1件)： 脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q)

物質索引 (2件)： リノール酸 ,  アラキドン酸

タイトルに関連する用語 (11件)： 筋ジストロフィー ,  患者 ,  骨格筋 ,  組織 ,  脂質代謝異常 ,  疾患 ,  初期段階 ,  高分解能 ,  NMRスペクトロスコピー ,  基礎 ,  観察