文献
J-GLOBAL ID:201802264094119984   整理番号:18A1127913

がん:3′UTR短縮はceRNAのクロストークの破壊により腫瘍抑制遺伝子をトランスに抑制する

3′ UTR shortening represses tumor-suppressor genes in trans by disrupting ceRNA crosstalk
著者 (16件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 783-789  発行年: 2018年06月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
選択的ポリアデニル化を介する広範囲のmRNA3′UTR短縮は,in vivoの腫瘍増殖を促進する。一般的な仮説では,このような短縮により,マイクロRNAによる抑制が回避され,がん原遺伝子の発現がシスに誘導される。本論文では,腫瘍抑制遺伝子に対抗するceRNA(competing-endogenous RNA;競合内因性RNA)としての機能が予測される転写産物に,3′UTRの短縮が驚くほど豊富に見られることを報告する。3′UTR短縮のトランス効果についての我々のモデルに基づいた解析(MAT3UTR)から,このトランス効果がceRNA発現の変化において重要な役割を果たしていることが明らかになった。3′UTR短縮のトランス標的の多くがMAT3UTRにより予測され,そのうちの1つである重要な腫瘍抑制遺伝子PTENは,EPS15やNF1Aを含む9つの3′UTR短縮遺伝子とceRNAのクロストークに関与していることが示唆された。3′UTR短縮のマスター調節因子であるNUDT21をノックダウンすると,PHF6やLARP1といった腫瘍抑制遺伝子がmiRNA依存的にトランスに抑制された。まとめると,我々の解析結果から,3′UTR短縮の重要な役割は,がん原遺伝子をシスに誘導することではなく,ceRNAのクロストークを破壊することによって腫瘍抑制遺伝子をトランスに抑制することだと示唆された。Copyright Nature Japan KK 2018
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  遺伝的変異 

前のページに戻る