抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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A県委託事業による中堅助産師を対象とした研修事業で行われた無記名自記式質問紙調査の記載内容を質的帰納的に分析し,自らの助産師としての自律,自身の助産実践能力の向上に必要な卒後教育,および自施設の助産師育成における自身の役割に対する中堅助産師の認識を明らかにした。自らを自律した助産師として認識している中堅助産師は,約20%であった。「自分は自律した助産師であると思うか」について「どちらとも言えない」「思わない」の理由として,【希望する助産実践を行いづらい】【助産実践に周囲からの支援を要す】等が挙げられた。自身の助産実践能力の向上に必要な卒後教育として,【助産実践につながる知識・技術の習得】等が挙げられた。また,育成したい助産師・助産学生として【ケアリングの姿勢をもっている】等,自施設の助産実践能力の向上における自身の役割として【後輩助産師の育成】【自身の助産実践能力の向上】等が挙げられた。(著者抄録)