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J-GLOBAL ID:201802264268722162   整理番号:18A0334477

糖尿病性高血圧ラットにおける高脂肪食誘発変化の抗酸化状態に及ぼすバニリン酸の調節作用【Powered by NICT】

Modulatory effect of vanillic acid on antioxidant status in high fat diet-induced changes in diabetic hypertensive rats
著者 (2件):
資料名:
巻: 87  ページ: 640-652  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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糖尿病の世界的発生率は広範なライフスタイルと食事変化と共に劇的に増加した。脂肪を多く含む食事は肥満の進行と強く関連し,ヒトおよび動物におけるインスリン抵抗性を誘導することができる。肥満は2型糖尿病の発症に寄与する危険因子を構成していることが明らかになった。本研究では,ラットモデルを用いた糖尿病関連合併症に対するバニリン酸の治療可能性作用を調べた。ラットに20週間高脂肪食(HFD)による糖尿病性高血圧を作製し,バニリン酸(50mg/kg bw)で処理した最後の8週間与えた。グルコース,血漿インスリン,収縮期および拡張期血圧,チオバルビツル酸反応性物質(TBARS),脂質過酸化マーカーとしてのヒドロペルオキシド,および抗酸化マーカー,肝機能マーカーとしてのAST,ALT,尿素,尿酸,クレアチニンとしての腎機能マーカーとしてスーパーオキシドジスムターゼ(SOD),カタラーゼ(CAT),グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx),還元グルタチオン(GSH),ビタミンCとビタミンEの活性に対するバニリン酸の影響を調べた。肝臓と腎臓の組織検査も糖尿病の病態の一部として研究した。8週間50mgkg/body重量の用量でバニリン酸の経口投与による糖尿病ラットの治療は糖尿病対照群と比較して空腹時血漿グルコース,インシュリンと血圧レベルの有意な減少をもたらした。酸化防止活性は有意に増加し,脂質過酸化マーカーのレベルは,バニリン酸で処理した糖尿病性高血圧ラットで有意に減少した。これらの結果は,バニリン酸は血中グルコース,インスリン,および血圧の減少により糖尿病性高血圧のコントロールに及ぼす調節効果を提供し,組織抗酸化剤の活性化による酸化ストレスと戦うことを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  糖質代謝作用薬の基礎研究 

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