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J-GLOBAL ID：201802264452498593   整理番号：18A0364787

4種類の未利用資源とピートモスとの配合割合がポトス,ヒマワリ,ゼラニウム及びマリーゴールドの生育に及ぼす影響

著者 (4件)： 佐久真ひろみ (愛知県農総試) ,  長嶋圭 (愛知県農総試) ,  津田博洋 (大有コンクリート工業) ,  山口徳之 (愛知県農総試)
資料名： 愛知県農業総合試験場研究報告  (Research Bulletin of the Aichi Agricultural Research Center)
号： 49  ページ： 135-138  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： Z0600B  ISSN： 0388-7995  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 愛知県の未利用資源である,「真砂土」,「粘土キラ」,「パルプスラッジ」及び「クリンカアッシュ」について,鉢物用土素材としての有効性について検討した。これらの資材は,pHが高く,孔隙率が低く用土が固く締まる傾向が認められたため,pHを酸性に矯正する無調整ピートモスと,通気性,保水性に富むやしがらを添加したところ,生産現場で使用されている用土の理化学性や物理性の基準値に合致したことから,鉢物用土として使用可能と判断した。次に,ポトス,ヒマワリ,ゼラニウム,マリーゴールドで栽培試験を行ったところ,ポトス,ヒマワリ,マリーゴールドは生育や開花日にほとんど差は無く,試験用土がこれら作物の営利生産現場において利用可能であると考えられた。一方,ゼラニウムでは開花までの日数が長くなったことから,更なる配合率の検討等が必要と考えられた。また,試験用土の価格を試算した結果,容積比にして真砂土:粘土キラ:クリンカアッシュ:パルプスラッジ:やしがら:ピートモス=1:1:3:2:1:2の配合割合が最も低価格であり,未利用資源が生産コスト低減の面からも活用可能であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： サトイモ科 ,  ヒマワリ ,  ゼラニウム ,  キク科 ,  *観賞植物 ,  *耕土 ,  植物成長 ,  *資源 ,  混合比 ,  泥炭 ,  まさ土 ,  スラッジ焼却 ,  石炭灰 ,  食品副産物 ,  愛知県
準シソーラス用語： ポトス ,  マリーゴールド ,  *未利用資源 ,  ピートモス ,  パルプスラッジ灰 ,  クリンカアッシュ ,  ヤシ殻 ,  *鉢物 ,  *用土

分類 (1件)： 花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (12件)：

• 農林水産省統計部.平成27年生産花きの種類別、都道府県別産出(出荷)額.農林水産統計情報総合データベース (2015). http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001184925
• 農林水産省統計部.平成27年産切り花類、球根類、鉢もの類及び花き苗類の品目別、都道府県別産出額.農林水産統計情報総合データベース (2015). http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001184925
• 池田幸弘,森俊人,藤本治夫,柴田進.鉢物及び花壇苗の用土規格化に関する研究 第2報 ピートとまさ土および数種の用土資材との配合比率の異なる用土の物理性. 兵庫県立農業技術総合センター研究報告(農業編)第30号, 37-48(1982)
• 石川順也,山中正仁.生用培養土のマサ土比率が定植後のニチニチソウ及びパンジーの生育に及ぼす影響.兵庫県立農業技術総合センター研究報告(農業編)第57号, 15-18(2009)
• 石川順也,山中正仁.培養土のピートモス比率が定植後のパンジー、プリムラの生育に及ぼす影響.兵庫県立農業技術総合センター研究報告(農業編)第56号,1-5(2008)

タイトルに関連する用語 (8件)： 未利用資源 ,  ピートモス ,  配合割合 ,  ポトス ,  ヒマワリ ,  ゼラニウム ,  マリーゴールド ,  生育